劍客兵器(けんかくへいき)
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「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の登場人物一覧」の記事における「劍客兵器(けんかくへいき)」の解説
鎌倉時代の元寇で活躍した鎌倉武士の末裔を自称する戦闘集団。元寇以降は日本のあらゆる戦乱に干渉することなく北上していき、最果ての北海道で来るべき諸外国の侵略から日本を守る護国の切り札となるべく鍛錬を重ねてきた。その身体能力は人間の領域を凌駕しており、異形の武具と「赫力」と呼ばれる特殊技能を操る。自身の肉体と剣による戦いを尊び、大した鍛錬もなく人を殺傷できる近代の銃砲火器を忌避している。各実働部隊は7人の部隊将によって統括されている。潜伏中も世界や日本各地で起きた事件・戦争に対する情報収集は抜かりなくおこなっており、剣心やその関係者の身辺から、志々雄一派や上海マフィアなどの裏社会の動向も詳細に把握していた。また本陣外の猛者も劍客兵器として勧誘している。 開国した日本がいずれ清やロシアをはじめとする欧米列強と戦争することを確信しており、唯一自分たちに欠けていた「実戦経験」を積むべく、北海道各地にある軍隊・警察の施設を襲撃する「実検戦闘」を展開する。 本陣で生まれた子供は7歳になると心身共に壮健な者とそうでない者に振り分けられ、壮健と判断された者は耳を塞がれ目を隠されて、本陣の外に出され、北海道各地に存在する修練の組に入れられて山岳原野を移動しながら過酷な訓練によって、更に振り分けられ、結果八割五分の耐えられない者は死に至る。その上で訓練を耐え抜いて劍客兵器に成れる者はたったの五分であり、劍客兵器に成れなかった一割の者は工作員か諜報員の役目の間者暗器に成る。 古くから外部からも猛者の勧誘を行っており、これまでにも少数ながらも劍客兵器として取り入れている。実検戦闘を実行するにあたって新たに3人の猛者が劍客兵器に迎え入れられた。 本陣の場所は劍客兵器の中でも、部隊将かごく僅かな本陣防衛の任務に就く者以外知ることは出来ない。 第二十八幕では全編にわたって劍各兵器と誤植され、単行本でも修正されていない。 将君 劍客兵器の首領。本名不明。劍客兵器の拠点での初登場時は御簾で姿が隠れており、女性のような口調で話す。 赫力(せきりき) 血液の人体をも振動させる爆発力と、その爆発力を鎮静化させる筋肉の力を合わせていったもの。「赫力」という呼称は血の赤と肉の赤を合わせたもの。生粋の劍客兵器はこれを使い、血液と筋肉を操り自らの技を一撃必殺に昇華することができる。ただし、人間の身体機能を捻じ曲げる技法であるため、人体にかなりの負荷がかかる。本陣生まれの者は赫力を習得しなければ劍客兵器として認められないので、劍客兵器と認められるための必須条件でもある。ただし外部から勧誘され劍客兵器となった猛者は赫力を習得する必要は無い。
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