制度改正
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1887年(明治19年)に、全兵科(この時点では、歩兵、騎兵、砲兵、工兵)の将校の修学期間が3年に統一されたという。ただし、1886年(明治19年)12月2日に「陸軍大学校条例」が改訂されているが、修学期間についての言及は見当たらない。 1887年(明治20年)8月に「陸軍大学校条例」が大幅に改訂された。輜重兵将校に対する受験制限が廃止された(第1条)。修学期間が3年と明記された(第18条)。校長が置かれた(第2条)(初代校長は、児玉源太郎歩兵大佐)。
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制度改正
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「コンスピキュアス・ギャラントリー・クロス」の記事における「制度改正」の解説
1993年の栄典制度改正は勲章等の授与条件から階級を撤廃することが主要な目的であった。そのため、軍人の顕彰体系が大幅に変更された。主な改正点は、各勲章等の授与条件から階級が撤廃され、将校のみとされていた賞が全階級に授与されるようになったことであり、それに伴い下士官・兵用の賞の殆どが廃止されている。また、軍人専用である戦功章だけではなく、下士官・兵やこれに相当するような社会的地位の低い者を対象としていた大英帝国メダルも英本国での運用が廃止され、大英帝国勲章メンバー章が授与されるようになった。 レベル3のコンバット・ギャラントリー・アワーズは活躍場所と階級により6つの賞が設けられていたが、それ以外の授与基準に差異が無かったため、活躍場所別の3つの賞に統合された。また、ブレイブリー・アワーズやレベル1及び4の賞には元々階級の条件が無かった。 一方、レベル2のコンバット・ギャラントリー・アワーズは、将校用と下士官・兵用で授与基準が違っていたため、単純に統合するわけには行かなかった。 従来、3軍の将校を対象としていた第2レベルのコンバット・ギャラントリー・アワーズである殊功勲章は、授与基準が”戦果”とされていた。しかし、戦果への寄与の形態に関しては条件が無く、下士官・兵のディスティンギッシュト・コンダクト・メダル(陸軍)やコンスピキュアス・ギャラントリー・メダル(海軍及び空軍)に値する行為と同等の勇敢な行動を将校がした場合にも授与されていが、優れた指揮・統率をした者が授与されることが多かった。実際、過去には有名な指揮官の多くが受章している。そのため、レベル3と同様に将校用のものへ統合し、従来の対象となっていた全ての戦功に対して授与することとした場合、勇敢な下士官・兵も優れた指揮官と同じ殊功勲章を受章することになる。そこで、レベル2のコンバット・ギャラントリー・アワーズは戦功の内容によって2つに分けられることになった。 このようなことから、殊功勲章からも”将校”の条件は撤廃されたが、新たに「敵前に於ける優れたリーダーシップ」という条件が加えられた。そのため、改正後も実際の受章者は殆どが上級将校である。 そして、従来勇敢な行動によって殊功勲章が授与されていたケースと、ディスティンギッシュト・コンダクト・メダルやコンスピキュアス・ギャラントリー・メダルの対象に対しては、新たな賞を設けてそれを充てることとなった。このような理由から制定されたのがコンスピキュアス・ギャラントリー・クロスである。 陸軍下士官(1999年)。向かって左が1993年の制度改正以前に受章した大英帝国メダル。右は陸軍のロングサービス・アンド・グッドコンダクトメダル。 空軍下士官(2007年)。向かって左が大英帝国勲章メンバー章。3つの従軍章に続いてゴールデン・ジュビリーメダル。右端は空軍のロングサービス・アンド・グッドコンダクトメダル。1993年の制度改正により、下士官にも大英帝国勲章が授与されるようになった。 1993年の制度改正によるギャラントリー・アワーズの体系の変化1993年改正前のギャラントリー・アワーズの体系レベル敵前敵前以外将校下士官・兵将校下士官・兵レベル1 ヴィクトリア十字章 ジョージ・クロス レベル2 殊功勲章 ディスティンギッシュト・コンダクト・メダル(陸軍)コンスピキュアス・ギャラントリー・メダル(海軍)コンスピキュアス・ギャラントリー・メダル(フライング)(空軍) ジョージ・メダル レベル3 ディスティンギッシュト・サービス・クロス(海上戦闘)ミリタリー・クロス(陸上戦闘)ディスティンギッシュト・フライング・クロス(航空戦闘) ディスティンギッシュト・サービス・メダル(海上戦闘)ミリタリー・メダル(陸上戦闘)ディスティンギッシュト・フライング・メダル(航空戦闘) クィーンズ・ギャラントリー・メダル エアフォース・クロス(航空) エアフォース・メダル(航空) レベル4 メンション・イン・ディスパッチ クィーンズコメンデーション・フォア・ブレイヴリークィーンズコメンデーション・フォア・ブレイヴリー・インザ・エアー 1993年改正後のギャラントリー・アワーズの体系レベル敵前敵前以外将校下士官・兵将校下士官・兵レベル1 ヴィクトリア十字章 ジョージ・クロス レベル2 殊功勲章 (リーダーシップ)コンスピキュアス・ギャラントリー・クロス(戦闘行動) ジョージ・メダル レベル3 ディスティンギッシュト・サービス・クロス(海上戦闘)ミリタリー・クロス(陸上戦闘)ディスティンギッシュト・フライング・クロス(航空戦闘) クィーンズ・ギャラントリー・メダルエアフォース・クロス(航空) レベル4 メンション・イン・ディスパッチ クィーンズコメンデーション・フォア・ブレイヴリークィーンズコメンデーション・フォア・ブレイヴリー・インザ・エアー ^ 青の枠で囲まれた部分が1993年の制度改正により新設された賞。赤い枠で囲まれた部分が1993年の制度改正による授与基準改正の対象。グレーの枠で囲まれた部分が1993年の制度改正による廃止の対象。 ^ a b c d 勲章等の序列ではジョージ・メダルよりエアフォース・クロスの方が上位となっている。
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