上級将校(佐官)
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上級将校の教育は、70年代末まで、一般将校と同じカリキュラムで、フルンゼ軍事大学(英語版、ロシア語版)(陸軍大学校に相当)で行われていた。1977年から、偵察学部にスペツナズのために特別に訓練される聴講生のグループが創設された。アカデミー卒業生は、大隊長、副旅団長に補職される。 スペツナズは、兵科として独立しておらず、特別な優遇措置(入校者の枠数)を受けていない。戦闘任務に投入され、勉学の時間が取れないことを考慮すると、一般にスペツナズ勤務は出世に不利に働く。上級将校の確保のために、ソンネチノゴルスクに短期射撃課程が存在する。同課程の最初の募集は、1966年に行われた。数年後、この課程は、ソンネチノゴルスクからモスクワ郊外に移転した。 平時に偵察活動、つまり、スパイ活動に従事するスペツナズ将校(大尉以上)は、GRUの軍事外交アカデミーに送られ、卒業後は、大使館などで公然・非公然の情報収集活動に従事する。 将官への昇進のためには、一般将校と同様、参謀本部アカデミーを卒業する必要がある。
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