栄典制度改正による意匠の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 15:14 UTC 版)
「宝冠章」の記事における「栄典制度改正による意匠の変更」の解説
制定初期の明治時代の物は織り地の色が現在の物より暗く、橙色に近いものだったが、大正時代になると現在と同様の色味に改められた。それ以外の点に関しては特に目立った意匠の変更は無いまま現在に至っており、宝冠章は栄典制度改正後も制定以来の意匠を保持している。 初期の物は欧州の勲章などに見られるような、縦方向に2本伸びたピンをそのまま服地に差し込む佩用形態だったが、比較的早期に安全ピンでの佩用に変わっている。
※この「栄典制度改正による意匠の変更」の解説は、「宝冠章」の解説の一部です。
「栄典制度改正による意匠の変更」を含む「宝冠章」の記事については、「宝冠章」の概要を参照ください。
栄典制度改正による意匠の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 13:59 UTC 版)
「旭日章」の記事における「栄典制度改正による意匠の変更」の解説
旭日章は栄典制度改正により、各種勲章及び大勲位菊花章頸飾の制式及び形状を定める内閣府令(平成15年5月1日内閣府令第54号)が施行されるに伴い、一部の意匠が変更された。旧制式下では全ての等級の勲章に於いて裏面も表面と同様の七宝による装飾が施されていたが、栄典制度改正以降の小綬章以下の勲章は、裏面の七宝装飾を持たず、梨地の仕上げのみとなっている。同時に「勲功旌章」の刻印も、小綬章以下は鈕の裏面から本章の裏面中央へと変更された。重光章の副章及び中綬章の正章に関しては旭日部分は表面同様の七宝が施されるものの、鈕の裏面が七宝無しとなり、梨地の金属面に直接「勲功旌章」と刻印されている。また単光章は旧制式の勲六等単光旭日章よりも直径が小さくなった。 綬についても、両脇の紅線が太くなるなどの変更が見られる。大綬章が女性に授与される場合のみ、綬の幅が宝冠章と同等の物に替えられるが、ロゼットの形状は以前の男性用の物と変わらない。その他の等級に関しても、現在は男女ともに共通の綬をもって授与される。
※この「栄典制度改正による意匠の変更」の解説は、「旭日章」の解説の一部です。
「栄典制度改正による意匠の変更」を含む「旭日章」の記事については、「旭日章」の概要を参照ください。
栄典制度改正による意匠の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 09:39 UTC 版)
「瑞宝章」の記事における「栄典制度改正による意匠の変更」の解説
瑞宝章は、各種勲章及び大勲位菊花章頸飾の制式及び形状を定める内閣府令(平成15年内閣府令第54号)の施行に伴い、大きく意匠が変更された。まず、それまで旭日章の格下であった瑞宝章を同章と同格に昇格させるにあたり、勲章の体型(正章・副章などのセット)が旭日章と完全に同等に改められた。これにより瑞宝重光章は新たに瑞宝中綬章の正章を副章として持つこととなった。加えて同時に全ての勲章に、旭日章と同形である桐紋の鈕(ちゅう・綬と章をつなぐ金具)が備えられることとなり、また赤色連珠の固定も、これまでのカシメ留めではなく、プラスネジによる固定となった。 最も顕著な変更といえる点は綬の色である。それまでの「淡藍に黄の双線」が「藍の地に黄の双線」に改められた。「藍」といっても薄いもので比較的水色に近く、皇室の瑞祥の色として用いられている日本の伝統色、縹色(はなだいろ)に近い。綬の結び方も従来は性別で異なっていたが、栄典制度改正を機に男性用の方式に統一された。 高位勲章の調製は完成までに時間がかかるため、制度改正による意匠や細部の造りの変更が間に合わない場合がある。そのため、瑞宝章においては大綬章の副章並びに重光章の正章が法令の許容範囲内で旧制度の在庫品から授与されていった。平成20年頃より完全な新制度版の物に切り替わり、裏面の佩用ピンが以前の縦方向に差し込む物で無く、横方向に向いてそのまま礼服の生地に差し込めるブローチピンのような形態に変更された。 また裏面も以前の鏡面仕上げから梨地仕上げに変更され、赤い連珠の部品は以前の4個のネジ留めから2個のネジ留めに変更された。
※この「栄典制度改正による意匠の変更」の解説は、「瑞宝章」の解説の一部です。
「栄典制度改正による意匠の変更」を含む「瑞宝章」の記事については、「瑞宝章」の概要を参照ください。
- 栄典制度改正による意匠の変更のページへのリンク