到達度評価とは? わかりやすく解説

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到達度評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 22:22 UTC 版)

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到達度評価(とうたつどひょうか)は、教育評価の一つで、評価に当たっての尺度の取り方からいうと、絶対評価のひとつとなる。クラスの他の生徒の成績や学習の成果とは無関係に、本人の出来次第で評価がされるもの。主に家庭科、音楽、保健体育など実技科目に用いられる。評価の基準は、教師が公表している到達目標を達成したかどうかである。

たとえば、水泳の学習では、顔を水に浸けることから始まって[要出典]、プールのふちにつかまって、さらにはビート板でのバタ足、ビート板なし、顔を浸けてバタ足というふうに学習のステップがあるが、それをどこまで到達したかが成果の評価の目安となる。こうした到達目標のリストは、縄跳び鉄棒跳び箱、あるいは音楽でのリコーダーの学習などでもあり、そのリストに沿っての自己学習が出来る。なかには理科での科学実験の手順のようにグループ単位で学習するものもある。学習を自己管理し、計画を立てて努力していく姿勢が育まれるという利点があるが、反面、スポーツの技能のように元々ひどく不得手という種目では、目標が絶対的な壁となって、学習を早くから投げてしまうとか、授業では、心にゆとりのない、陰鬱な時間を余儀なくされてしまうという弊害もある。

関連項目


到達度評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/13 03:36 UTC 版)

絶対評価」の記事における「到達度評価」の解説

詳細は「到達度評価」を参照 到達度評価は(目標準拠した評価ともいう)、予め設定した到達するべき目標に対して、どこまで到達できたかで評価する日本の公立学校においては2000年ごろからこの方法による観点別学習状況評価一般的になった(正式実施2002年度から)。 到達度評価をするにあたって設定した到達目標(=観点内容)を評価規準といい、到達目標に対してどの程度到達できたかを判断する指標(=目安)を評価基準という。どちらもひょうかきじゅん」と読むが、意味は明確に異なるので注意が必要である。言葉区別するために、規準を「のりじゅん」、基準を「もとじゅん」と読むことがある例えば「鉄棒練習」を評価する場合逆上がりができるようになる評価規準補助板使わず逆上がりができた 補助板使って逆上がりができた 補助板使って逆上がりができなかった が評価基準である。 評価規準評価基準明確にすることで、評価方法明確になり、また生徒評価返す際にも、生徒自身自分がどこまで達成できているのかを確認することができるという利点がある。一方で評価規準評価基準設定判断教師によるところが大きい。異な2人教師が同じ学習場面で同様の指導することを想定した場合一方全員達成できることをねらった評価規準設定し全員達成できた、もう一方は7割程度生徒達成できるような評価規準設定し、およそ半分生徒達成できなかった、というような状況は十分起こりうる。そのため教師には、評価規準評価基準設定方法や、評価精度についての研修求められている。 こうした複雑とも言える到達度評価についての詳細は、2006年の「誰も教えてくれない教育ホントがよくわかる本」ISBN 4286009548 で一般人向けわかりやすい説明取りあげられている。 また、評価規準評価基準による評価偏って分布することを避けようとする意図のもとに、評価規準評価基準設定するのでは、相対評価何ら変わりはないと批判する者もいる。

※この「到達度評価」の解説は、「絶対評価」の解説の一部です。
「到達度評価」を含む「絶対評価」の記事については、「絶対評価」の概要を参照ください。

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