出生伝説とは? わかりやすく解説

出生伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 15:59 UTC 版)

金閼智」の記事における「出生伝説」の解説

『三国史記』新羅本紀脱解尼師今紀に拠れば脱解尼師今9年65年3月首都金城慶州市)の西方の始の地で鳴き声聞き夜明けになって倭人である瓠公調べさせたところ、金色小箱木の枝引っかかっていた。その木の下で白い鳴いていた。小箱持ち帰って開くと中から小さな男の子現れ容姿優れていたので脱解尼師今喜んでこれを育てた『三国遺事』金閼智脱解王代条に拠れば永平3年庚申60年8月4日倭人瓠公(瓢公)が夜に月城西の里歩いていたところ、始中に大きな光を見たという。紫色垂れこめており、の中から金色小箱降ってきて木の枝引っかかった。箱から光が差しており、またその木の根元では白い鳴いていた。瓠公はこのことを脱解尼師今報告したところ、尼師今は出向かった。小箱を開くと中には小さな男の子がいて、立ち上がった新羅始祖赫居世故事とよく似ていたので、小さな子を表す「閼智」を名前とした。尼師今はこの子抱いて王宮へと帰ったが、がついてきて、喜び踊っていた。吉日選んでこの子太子封じたが、後に婆娑5代婆娑尼師今)に譲って王位はつかなかった。 大唐金氏夫人墓銘朝鮮語: 대당고김씨부인묘명)や文武王陵碑新羅各種金石文では、金閼智以降新羅王たちが金日磾末裔という記録多数あり、金日磾の子とされる

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出生伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 03:10 UTC 版)

大神惟基」の記事における「出生伝説」の解説

『平家物語』『源平盛衰記』などに記されている、祖母山大明神神体であるとの蛇神伝説殊に有名である。 『平家物語』には、豊後国国司刑部卿藤原頼輔とその息子代官藤原頼経が、京から、平氏一族匿う九州武家らを源氏に従わせよとの旨の命を受け、これを緒方惟義下命した件があるが、ここで緒方先祖あかがり大太」のことが語られている。 すなわち、豊後国山里住んでいた娘の許に、身元知れぬ男が毎夜通ってきて、娘は子供を身ごもってしまった。母に唆されて娘が男の狩衣に糸を通した針を刺しその後をつけると、男は祖母山の麓の岩穴へと入っていく。娘が姿を見せるように請うと、男はついに大蛇本身現す。そして、狩衣刺した思った針は、大蛇喉元刺さっており、大蛇は、生まれてくる子供男児で、武芸九州二島に並ぶ者はないであろう告げ息絶える。やがて生まれた子は、大蛇言うとおり男児で、祖父から名を取って大太名付けられた。成長早く7歳元服し手足あかぎれひび割れていたため「あかがり大太」と呼ばれたという。 件の大蛇は、日向国あがめられ給え高知尾明神神体なり。この緒方三郎は、あかがり大太には五代の孫なり。 —平家物語第八 平家物語作者不明であるが、このことから緒方惟義五代前の祖とされる大神惟基が、あかがり大太にあたるとされている。 大分県竹田市健男霜凝日子神社穴森神社)には、この大蛇住んでいたと伝えられる岩穴がある。

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