信仰史とは? わかりやすく解説

信仰史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 08:08 UTC 版)

「荒神」記事における「信仰史」の解説

荒神信仰は、西日本、特に瀬戸内海沿岸地方盛んだったようである。各県荒神社の数を挙げると、岡山(200社)、広島(140社)、島根(120社)、兵庫(110社)、愛媛(65社)、香川(35社)、鳥取(30社)、徳島(30社)、山口(27社)のように中国四国等の瀬戸内海中心とした地域上位占めている。他の県は全て10社以下である。県内荒神社一つもない県も多い。 荒神信仰には後述するように大別する二通り系統がある(三系統ともいう)。屋内祀られるいわゆる三宝(寶)荒神」、屋外の「地荒神」である。 屋内の神は、中世神仏習合に際して修験者陰陽師などの関与により、火の神竈の神荒神信仰に、仏教修験道三宝荒神信仰が結びついたものである。地荒神は、山の神屋敷神氏神村落神の性格もあり、集落同族ごとに樹木や塚のようなものを荒神呼んでいる場合もあり、また牛馬守護神、牛荒神信仰もある。 御祭神各県により若干違いはあるが、道祖神奥津彦命おきつひこのみこと)、奥津姫命(おきつひめのみこと)、軻遇突智神火の神様系を荒神として祀っている。神道系にもこれら火の神竈の神荒神信仰と、密教道教陰陽道等が習合した「牛頭天王ごずてんのう)」のスサノオ信仰との両方があったものと考えられる祇園社八坂神社)では、三寶荒神牛頭天王眷属神だとしている。 牛頭天王は、祇園会系の祭りにおいて祀られる神であり、インドの神が、中国密教道教陰陽思想習合し日本伝わってからさらに陰陽道関わり深めたのである疫神性格持ちスサノオ尊と同体になり、祇園会系統祭り地方伝播通して鎮守神としても定着したのである

※この「信仰史」の解説は、「荒神」の解説の一部です。
「信仰史」を含む「荒神」の記事については、「荒神」の概要を参照ください。

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