伊勢安土桃山文化村とは? わかりやすく解説

ともいきの国 伊勢忍者キングダム

(伊勢安土桃山文化村 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/31 06:03 UTC 版)

ともいきの国 伊勢忍者キングダム
安土城模擬天守
施設情報
愛称
  • 伊勢時代村
  • 伊勢戦国村
前身
テーマ
管理運営 みんなで伊勢を良くし本気で日本と世界を変える人達が集まる株式会社
面積 33.4ha
開園 1993年4月27日
所在地 519-0603
日本 三重県伊勢市二見町三津1201-1
位置 北緯34度29分53.93秒 東経136度46分39.73秒 / 北緯34.4983139度 東経136.7777028度 / 34.4983139; 136.7777028座標: 北緯34度29分53.93秒 東経136度46分39.73秒 / 北緯34.4983139度 東経136.7777028度 / 34.4983139; 136.7777028
公式サイト ise-jokamachi.jp
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ともいきの国 伊勢忍者キングダム(ともいきのくに いせにんじゃきんぐだむ[1][2][3][4])は、三重県伊勢市に存在し、忍者戦国時代安土桃山時代が主題であるテーマパーク。通称は伊勢時代村、伊勢戦国村。

概要

忍者劇場などのアトラクションが存在する。戦国時代文化などを取り入れており、忍者劇場や野外劇場では真田幸村猿飛佐助といった戦国時代・江戸時代初期の武将や忍者の役柄が登場することもある。

敷地面積33.4ha、総工費300億円(安土城は70億円)で開園[5]。当初は二見浦の海岸付近に建設する予定であったが、現在地となった[6]宮上茂隆による安土城天守復元案を基に、レプリカ建築として再現したとされる安土城天守閣がある。滋賀県近江八幡市安土町の城址は史跡に指定され、その場所への再建は認められないことから、様々な候補から現在地 伊勢市二見町に民間施設として建てられた。

経歴

1993年4月27日に株式会社時代村大新東子会社)により「伊勢戦国時代村」として開園。2001年に累計来場者数500万人を突破。

2003年4月に「伊勢・安土桃山文化村」に名称を変更。2004年に大新東がテーマパーク事業から撤退して時代村運営を終了し、時代村を分社して施設毎に独立運営することとなり、独立法人として営業開始。

2008年10月に萩本欽一を村長に迎えて「ちょんまげワールド伊勢」に名称変更。開園初年間来場者数200万人が2015年には8万人まで減少し、2016年に共生バンクグループが買収してグループ企業として再始動[7]。買収後はインバウンド向けに施設の大リニューアルを実施し、総額100億円程度の改装費をかけ、現存施設も生かしながら温泉大浴場・刀鍛冶工房・侍と忍者のコスプレ施設などを新たに加えてリニューアルを行った。

2017年7月に施設名を「伊勢安土桃山城下街」、2018年6月に法人名を「伊勢安土桃山城下街 株式会社」に変更。

2019年3月1日に施設名を「ともいきの国 伊勢忍者キングダム」、7月24日に法人名を「みんなで伊勢を良くし本気で日本と世界を変える人達が集まる株式会社」に変更[8]

不当解雇訴訟

2019年3月28日に当時企画営業職として採用されていた親子の女性スタッフ2名が、当施設を以前運営していた伊勢・安土桃山城下街株式会社より不当な解雇・退職扱いを受けたとして民事訴訟を提起。津地裁伊勢支部は1250万円の支払いを命じた。担当外の業務をさせられたり、何度も上司が変わるなどして母親がその是正を求めたが、合意なく出勤停止を告げられ、反対する娘と共に退職扱いにしたとされる。この額は出勤停止を命じた2017年9月から2019年3月までの総賃金に当たる[9][10]

アクセス

鳥羽駅より伊勢二見鳥羽周遊バス(CANばす)で約30分・無料送迎バスで約30分(1日1本)。宇治山田駅・伊勢市駅より伊勢二見鳥羽周遊バス(CANばす)で約30分。二見浦駅より徒歩で約15分・タクシーで5分。

関連作品

テレビ

バラエティ

アニメ

脚注

出典

  1. ^ 伊勢安土桃山城下街”. スポット情報. 近畿日本鉄道. 2018年2月10日閲覧。
  2. ^ 伊勢安土桃山城下街”. 伊勢志摩観光ナビ. 伊勢志摩観光コンベンション機構. 2018年2月10日閲覧。
  3. ^ 伊勢・安土桃山城下街の観光スポット情報”. 観光三重. 三重県観光連盟. 2018年2月10日閲覧。
  4. ^ 1泊500万円「安土城ホテル」 新たな“国主”が意図を語る週刊新潮 2017年4月13日号
  5. ^ 伊勢志摩国立公園指定50周年記念事業実行委員会 編 1997, pp. 99–100.
  6. ^ 伊勢志摩国立公園指定50周年記念事業実行委員会 編 1997, p. 100.
  7. ^ 週刊新潮2017年4月6日号136頁TEMPO欄より
  8. ^ みんなで伊勢を良くし本気で日本と世界を変える人達が集まる株式会社の情報 - 国税庁
  9. ^ 「伊勢新聞」平成31年4月2日
  10. ^ 毎日新聞「伊勢・テーマパーク不当解雇 未払い給与支払い命令 地裁支部 /三重」、2019年4月3日

参考文献

  • 伊勢志摩国立公園指定50周年記念事業実行委員会 編 編『伊勢志摩国立公園50年史』伊勢志摩国立公園指定50周年記念事業実行委員会、1997年3月24日、205頁。 

外部リンク


伊勢・安土桃山文化村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/01 12:03 UTC 版)

伊勢・安土桃山文化村
安土城模擬天守
施設情報
管理運営 株式会社伊勢安土桃山文化村
開園 1993年(平成5年)4月27日
所在地 519-0603
三重県伊勢市二見町三津1201-1
位置 北緯34度29分53.93秒
東経136度46分39.73秒
座標: 北緯34度29分53.93秒 東経136度46分39.73秒
公式サイト http://www.ise-jokamachi.jp/
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伊勢・安土桃山文化村(いせ・あづちももやまぶんかむら)は、三重県伊勢市にある安土桃山時代の歴史、文化を扱うテーマパークである。1993年平成5年)に開業。10万坪の敷地に戦国時代の街並みを忠実に再現し、安土城の復元天守閣もある[1]

概要

敷地面積33.4ha、総工費300億円(うち安土城は70億円)で開村した[2]。当初は二見浦の海岸付近に建設する予定であったが、取りまとめに失敗し、現在地となった[3]

宮上茂隆安土城天守復元案を元に、レプリカ建築としてほぼ忠実に再現した安土城がある。本物の安土城天守は本能寺の変の後に焼失し、詳細な記録もほとんど残っていない。城址は史跡に指定され、その場所への再建は認められないことから、当土地に民間施設として建てられた。

かつては日光江戸村グループに属して「伊勢戦国時代村」として運営し、2008年(平成20年)10月から萩本欽一を村長に迎え「ちょんまげワールド伊勢」(株式会社伊勢安土桃山文化村)という独立法人として営業していた。開業当初年間200万人あった来場者が2015年には8万人までに減少しており、2016年に、不動産ファンド事業を行う企業「共生バンクグループ」(代表・柳瀬公孝)が買収しグループ企業として再スタートした[4]。買収後はインバウンド向けに施設の大リニューアルを実施。総額100億円程度の改装費をかけ、現存する施設も生かしながら、温泉大浴場や刀鍛冶工房、侍・忍者に変身できるコスプレ施設、忍術学校などを新たに加えて2018年4月に全面リニューアル完了予定で、安土城は1泊500万円のホテルとして利用される予定[1]

2017年7月に施設名を「伊勢・安土桃山城下街」に変更した。法人名は「株式会社伊勢安土桃山文化村」のままである。

施設

劇場

  • 人涙劇場
  • 笑え亭
  • 大忍者劇場
  • ニャンまげ劇場
  • 子供体験館

体験館

  • 伊賀妖術屋敷
  • 妖怪屋敷
  • 忍者からくり迷路
  • 怨霊首無寺
  • 忍者修行砦

遊戯処

  • 戦国合戦砦鉄砲体験館
  • 戦国腕試し館
  • 舶来遊戯堂

見学処

  • 安土城
  • 黄金の天満宮
  • 髪結処
  • 大櫓門
  • 日本庭園 松風園

展示館

  • 四村紹介処
  • 役者紹介処
  • 忍者資料館

飲食・売店

  • 合戦大食事処(団体食事処)
  • 舶来亭(軽食茶屋)
  • 中国亭(胡麻蕎麦処)
  • 甘々亭(茶屋)
  • おいしんぼ(味処)
  • 楽市楽座
  • 京乃屋

所在地・アクセス

株式会社伊勢安土桃山文化村

  • 〒519-0603 三重県伊勢市二見町三津1201-1
  • (大阪支店)〒534-0024 大阪市都島区東野田町2-3-19 エムエフケービル2F
公共交通
自動車

脚注

  1. ^ a b 1泊500万円「安土城ホテル」 新たな“国主”が意図を語る週刊新潮 2017年4月13日号
  2. ^ 伊勢志摩国立公園指定50周年記念事業実行委員会 編(1997):99 - 100ページ
  3. ^ 伊勢志摩国立公園指定50周年記念事業実行委員会 編(1997):100ページ
  4. ^ 週刊新潮2017年4月6日号136項TEMPO欄より

参考文献

  • 伊勢志摩国立公園指定50周年記念事業実行委員会 編『伊勢志摩国立公園50年史』伊勢志摩国立公園指定50周年記念事業実行委員会、平成9年3月24日、205pp.

関連項目

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