企業の沿革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 14:51 UTC 版)
1993年に、双子のオポルカ兄弟ライナーとハラルド(Rainer Opolka・Harald Opolka)は、ドイツベルリン南西部のベーリッツにStahlwarenkontor GmbH商社を設立し、ナイフ、はさみ、鋼製品などの販売を開始。 1997年、同社はZweibrüderStahlwarenkontor GmbHという名前でゾーリンゲンに移転し、現在も本社拠点として使用されている。 同社の建物は、2002年に改装された元ガラス工場のMathildenhüttである。 2002年に会社の名前はZweibrüderOptoelectronics GmbHに変更。 2000年、オポルカ兄弟は5mm日亜LEDを組み込んだ新製品を開発した。2000年後半に発売されたPhoton Pump V8と名付けられた新製品は、リムに穴があしららわれた印象的なデザインが特徴で、そのデザインは現在まで同社製品に引き継がれている。V8は、現在までに世界80カ国で約1200万本販売の実績を出している。 レッドレンザーシリーズの製品は、2001年からレッド・ドット・デザイン賞、Design Plus、グッドデザイン賞、iFデザイン賞など、数々の国際的なデザイン賞を受賞している 。一部の製品(V8やCar Lenser Rechargeable)については、複数の賞を受賞している。さらに、2016年に「業界の卓越性ブランディング」のカテゴリでドイツブランド賞を受賞した。レッドレンザーは、革新、統一感を持つブランド管理、持続可能なブランドコミュニケーションの面で著名な審査員に評価された。 レッドレンザーは、フラッシュライトに搭載する高度なフォーカス機能"Advanced Focus System"を開発した(米国・ヨーロッパで特許取得済み)。このシステムはレンズとリフレクターの組み合わせにより、あらゆる焦点の高品質なライトコーン(光の円錐)を創り出す。さらに、スライド方式により片手での操作を可能にした"Rapid Focus"も、レッドレンザーの革新技術として評価されている。 オポルカ兄弟は、100件以上の特許とデザインパテントで、独自の開発と製品を保護している 。 2011年1月、米国オレゴン州ポートランドのレザーマンツールグループが、Zweibrüder Optoelectronics GmbHの過半数の株式を買収し、同時に会社名をZweibrüder Optoelectronics GmbH&Co. KGに変更した。これ以降、Zweibrüderはドイツでのレザーマンマルチツールの輸入と販売も担当した。2017年12月21日以降、会社名はLedlenser GmbH&Co. KGに変更した 。 その後、2018年12月6日に同社は、レザーマン・ツール・グループ(英語:Leatherman Tool Group Inc.)によって複数の株主、特に過半数の株式を保有するAFINUM Achte Beteiligungsgesellschaft mbH&Co. KGに買収された。また、INVISIONとレッドレンザー運営側も他の株式を所有する 。 現在、レッドレンザーは、イタリア(Ledlenser Italia S.r.l.)、スイス(Ledlenser Swiss GmbH)、日本(Ledlenser Japan、Inc.)、および米国(Ledlenser、Inc.)に独自の支店を持っている。 生産は100%子会社、江東省の中国南海岸に拠点とするLedlenser Corporation Ltd.が行っている。 日本では2015年に東京都墨田区に現地法人のレッドレンザージャパン株式会社(Ledlenser Japan, Inc.)を設立し、日本国内での販売事業を展開している。従業員数16名(2020年現在)、東京・大阪に物流倉庫を構えている。また、レッドレンザージャパンは100%子会社として、ドイツ本社と緊密な連携を取りながら、アジアマーケットにおけるマーケティングハブとしての機能も期待されている。
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