企業の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 09:34 UTC 版)
「アナハイム・エレクトロニクス」の記事における「企業の概要」の解説
アナハイム・エレクトロニクス(以下「アナハイム」)は、電子・電気機器の製造販売を中心とする軍産複合体である。月を主な拠点として一般家電製品の製造で業績をあげていたが、一年戦争を契機として本格的に軍需産業分野にも乗り出し、地球連邦軍に対しての電子機器の開発、さらにはモビルスーツ (MS) 本体や宇宙艦船の開発、量産までをも行うようにもなった(詳しい経緯については“社歴”の記述を参照)。その企業としての力は宇宙世紀の世界でアナハイム・グループと縁の無い企業は皆無と言われるほどで、また地球連邦政府とも深く癒着して政界にも絶大な影響力を持ち、月に資本の大半を移していることから「月の専制君主」(一年戦争終結後、軍を除隊しジャーナリストに転じたカイ・シデンの著書の題名でもある)、軍需に関しては連邦軍御用達であることから「死の商人」などと人々から嫌悪の対象としてみられることもあった。 キャッチフレーズは「スプーンから宇宙戦艦まで」。 グリプス戦役以降に開発される連邦軍のMSなどの兵器は、ほとんどアナハイム社がその開発または生産に携わっている。そのうえ、工場別の独立採算制を隠れ蓑にして一部の部署はネオ・ジオンやエゥーゴなどの反連邦組織からも依頼を受け、MSを製造している。このような経営方針に関してアナハイム社が連邦政府から咎められずに済んでいる理由として、盟友である“ビスト財団”と同財団の隠匿する「ラプラスの箱」の存在がある。しかし、宇宙世紀0096年のラプラス事変によって「ラプラスの箱」が開示されたことでその庇護を失い、さらに宇宙世紀0111年に行われた次期主力機コンペティションにおいてサナリィに敗北したことを境として、以降はMS開発の主導権を奪われ、技術力においても同社の後塵を拝し続けることとなる。
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