井口家の家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 01:11 UTC 版)
「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」の記事における「井口家の家族」の解説
井口真人(いぐち まさと) 1980年生まれ、身長約165cm、15歳。美恵子が29歳の時に生まれた一人息子。美恵子曰く「私の息子にしては痩せている」。学業成績は優秀で三多摩地区でトップクラスの進学校・私立紅陽高校(国分寺市)を受験したが、受験時に運悪く悪性インフルエンザにかかり入試に不合格、さらに不運は続き、その後受験した公立高校も体調不良で不合格になってしまう。中学の教師からは夜間高校へ進むことを勧められたが、体調さえよければ絶対合格していたという意地とプライドもあってか、現在中学浪人として予備校に通い、来年の紅陽高校再受験に備えているが、予備校に通う以外はめったに外出もせず、家に引きこもり同然になりテレビゲームで憂さを晴らしている状態。受験に失敗してからは、拗ねたような目で周りを見るようになり、家庭内暴力こそないが美恵子にきつい言葉や態度で当たることも多くなった。美恵子にすれば「何を考えているのか解らない」状態であり、今では美恵子との会話は「飯」「カネ」「風呂」「寝る」と最小限の範囲内でまるで冷めきった夫婦のようである。 井口幸輔(いぐち こうすけ) 1947年生まれ、48歳。美恵子の夫で、理系の大学を卒業後、一部上場の大企業・キノシタ製薬の商品研究所勤務。商品開発一筋25年、研究所内でもその知識と経験の豊富さで「井口さんに任せればまちがいなし」と言われ、現在は商品開発部副部長である。典型的な研究者肌の男で真面目で無口、家庭のことは美恵子に任せきりである。その真面目さ故に浮気&不倫や付き合い以外での酒、博打には無縁で家に帰ってもいきなりパジャマやジャージではなくポロシャツとチノパンに着替えるほどである。 ご多分にもれず、時はバブル崩壊後の不景気の真っただ中、ここ最近業績を挙げていない幸輔は研究所から広報部の部長代理への移動(一応昇進で給与も少し上がるが、幸輔にすれば左遷されたも同じであった)の内示を受けるが、研究所で仕事をしたい気持ちと家族を養わなければならない(内示を断れば結局最終的にはリストラされてしまう)という現実のはざまで苦悩する。 学生時代より勉強一筋の真面目人間の為、洋楽については疎い(知っているバンドはビートルズぐらいである)。
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