事件直後の状況とは? わかりやすく解説

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事件直後の状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 21:54 UTC 版)

ハビャリマナとンタリャミラ両大統領暗殺事件」の記事における「事件直後の状況」の解説

地上大混乱陥った大統領空港から家まで護衛するべく待機していた大統領警護隊は、人々武器威嚇した。空港周囲沿って配置されていたベルギー平和維持部隊要員20名は大統領警護隊包囲され一部武装解除された。空港閉鎖され上空旋回待機していたベルギーハーキュリーズナイロビダイバートされた。 カノンベ駐屯地では、墜落直後軍隊ラッパ鳴り響き、これは「ルワンダ愛国戦線基地攻撃してきた」という意味に捉えられた。兵士達各隊武器庫殺到し武装した空挺コマンド旅団(CRAP(en))に所属する兵士午後9時頃に閲兵場に集結し、他部隊基地内の各所集結した少なくとも1人目撃者は、墜落から1時間ほど後にカノンベで銃声聞こえた述べている。当初は、飛行機ではなく空港近くのカノンベ駐屯地軍需物資爆発したとの報告流れたキガリ地区担当士官国防省一報入れた。オーギュスタン・ビジマナ国防相(en)は国外滞在しており、報せ受けた士官国防省官房長テオネスト・バゴソラ(en)大佐連絡取れなかった。バゴソラ大佐UNAMIRバングラデシュ人士官らが主催する親睦会出席していた。 墜落報せは、当初はカノンベ駐屯地弾薬集積所爆発したとして、UNAMIR軍事部門総司令官であるダレールに急報された。彼はUNAMIRキガリ地区司令官リュック・マルシャルに命じて墜落現場偵察班を送らせた。アガート・ウィリンジイマナ首相穏健派政党 Parti liberal du Rwanda党首ランド・ンダシンワ(en)をはじめ、数多人々UNAMIR情報求めて電話し始めた。ウィリンジイマナ首相がダレール総司令官伝えたところでは、彼女は閣僚招集しようとしたが、多くの者が家族置いて出て来ることを恐れていたという。彼女はまた強硬派閣僚全員行方不明になった報告した。ダレール総司令官首相に墜落機確かに大統領機だったか確認できる尋ね、ついでUNAMIR政治部門代表であるジャック=ロジェ・ブー=ブー(en)に事態連絡したその後ウィリンジイマナ首相電話掛け直してきて、墜落機確かに大統領機であり、大統領搭乗していた筈であることを伝えた同時に彼女はUNAMIRに対して政治状況制御下に取り戻すための助力求めた大統領職務の代行順位として彼女は法律上筆頭にあったが、彼女と同盟関係にある穏健派閣僚一部身の危険感じて居宅から逃亡し始めていたためである。 午後9時18分、UNAMIR表現では「過敏危険な」状態にある大統領警護隊がメリジアン・ホテルの付近道路封鎖した襲撃の前からハビャリマナ大統領到着備えた治安措置として他にも何箇所かが道路封鎖されていた。墜落現場調べるために派遣されていたUNAMIRベルギーから成る偵察班は、大統領警護隊による道路封鎖箇所午後9時35分に制止され、武装解除された上で空港送られた。 カノンベ駐屯地兵士達は、墜落後軍隊ラッパRPF駐屯地攻撃してきたものと捉え武装し走った各隊午後9時頃に集結終えた。その中の一隊だった空挺コマンド旅団(CRAP)は、墜落現場から遺体回収するよう命じられた。国連平和維持軍墜落現場への立ち入り拒否された。その後墜落現場二名フランス兵現れブラックボックス発見され次第持ち帰りたい依頼したブラックボックス所在は後に不明となったフランス軍はダレールに対し墜落事件について調査することを申し出て来たが、ダレールは即座に断った墜落から40分ほど後に軍司令部連絡したあるルワンダ大佐は、大統領死亡したとの確報未だないと伝えられた。その約30分後の午後9時30分頃になっても、軍司令部依然状況把握できていなかったが、大統領機が爆発したこと、恐らくミサイル命中したということは明らかになった。ついで、参謀総長であるデオグラティアス・ンサビマナ少将同機乗っていたとの報せ届いた居合わせた将校統帥権明確化するために後任者定めなければならないことに気付き急遽人選のため会議開いた。そこに間も無くバゴソラ大佐現れた。午後10時頃、ルワンダ政府UNAMIR連絡官エフレム・ルワバリンダがダレール総司令官電話し危機管理委員会が間も無く開かれる伝えた。ダレール総司令官ニューヨークに居る上層部連絡した後に危機管理委員会出向き、バゴソラが議長となっていることを見出した後続した出来事について、別記ルワンダ虐殺における初期の出来事参照

※この「事件直後の状況」の解説は、「ハビャリマナとンタリャミラ両大統領暗殺事件」の解説の一部です。
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