事件直前とは? わかりやすく解説

事件直前

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 16:27 UTC 版)

名古屋市女子大生誘拐殺人事件」の記事における「事件直前」の解説

1980年11月25日多額借金抱えて追い詰められていた木村は、愛人宅で読んだ中日新聞』の告知に、金城学院大学大学生家庭教師働き口求め記事掲載されているのを見て同学に通う学生資産家の娘であることを知っていたことや、まとまった金が欲しいと常に考えていたことから、同学大学生誘拐し、その親から身代金奪い取り借金返済充てることを思いついた。木村はその記事掲載した女子大生宅の電話番号調べ同月28日朝、名古屋市内の公衆電話から同宅に電話し応対出た女子大生誘拐しようと考えつつ、家庭教師依頼装って女子大生呼び出そうとしたが、その女大生からは「距離が遠すぎる」という理由断られた。そのため木村は、家庭教師依頼に応じてくる別の同学生を誘拐すべく、直後愛人宅から、同様の告知掲載されている『中日新聞数日とともに電話帳名古屋市区分地図借り自宅寿司屋持ち帰った木村は翌11月29日夕方寿司屋仕事をしていたところ、競輪競馬ノミ行為申し込んで240万円負け借金した相手である、ノミ行為胴元の男から、電話借金返済催促された。さらに同日午後9時頃には、男が多数仲間連れて寿司屋押しかけ木村支払い強く要求したため、木村その場で、当てもないまま「12月3日までには支払う」と約束することを余儀なくされた。また、木村この他にも、別のノミ行為胴元大口の借金先からも、12月初めに借金返済するよう約束しており、早急に500万円ほどの金を工面する必要に迫られていたことから、改めて「金城学院大学女子大生誘拐して、その身内から身代金奪おう」と決意した以前ターゲット電話した際、闇雲に電話をしたことから断られていたため、木村誘拐方法その後処置などを考えたその結果以前観たことのある映画天国と地獄』や、高速道路利用して身代金奪った事件があることなどを思い出した木村は、それらを参考にしつつ、「同学学生に『家庭教師依頼したい』と嘘の電話をかけ、適当な待ち合わせ所を決め自分はその付近に住んでいることにして誘い出し自宅案内する名目自動車乗せる」、「その後はすぐに脅迫電話をかける必要がある」、「後日逮捕免れるため、直ち被害者の首を絞めて殺害し遺体発見されないように川に沈める」、「身代金高速道路高架上から下に投下させ、安全に奪い取る」などの犯行手口考えた

※この「事件直前」の解説は、「名古屋市女子大生誘拐殺人事件」の解説の一部です。
「事件直前」を含む「名古屋市女子大生誘拐殺人事件」の記事については、「名古屋市女子大生誘拐殺人事件」の概要を参照ください。

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