バルト海クルーズ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 13:36 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動バルト海クルーズ(バルトかいクルーズ)とは、北ヨーロッパ、ユーラシア大陸とスカンディナヴィア半島に囲まれているバルト海におけるクルージングのこと。また、単に海上交通手段としてのクルーズも含まれる。
概要
- バルト海を囲むように、スウェーデン、フィンランド、ロシア、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ドイツ、デンマークなどの国々が面しており、航海をようする海上交通網が発達している。
- 現在、航空網が発達している中においても、費用が安い、サービスがよいなどの理由により、海上交通を利用する人が多い。また、単に交通手段以外に「クルーズ」という面もあり海外の人が利用することも多く、日本の旅行会社などの主催するものやヨーロッパツアー行程に組み込まれることが多く人気が高い。
- 北欧首都、主要都市を結ぶラインは毎日運航されている。
- 長期クルーズは、季節により異なる。
主なクルーズライン
船舶・設備
- 交通として利用されている船舶は、50000tを超える。
- 長期クルーズに利用されている船舶は、100000tを超える。
- 上記、両船舶とも大型バス、普通乗用車などを積み込める。また、船内は免税店、医師(歯科医師含む時あり)常駐の医療施設、レストラン、エレベータ、室内・船上プールや賭け事などの娯楽施設などが備えられている。
- 室内には、バスルーム、ベッド、冷蔵庫、テレビなどの設備があり、ホテルの機能と変わりない(室内ランクにより異なる)。
- 最高ランクのサービスとして執事が付くものもある。
費用
(詳細は各旅行会社ウェブサイトを参考)
関連項目
ヴァイキングライン
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ヴァイキングライン(Viking Line)は、フィンランドの大手船会社。大型のフェリーをヘルシンキを中心にマリエハムンなどオーランド諸島やスウェーデン、エストニアに就航させている。本社はフィンランド領オーランド諸島の都市マリエハムン。
歴史
会社の歴史は1959年に始まる。オーランド諸島出身のビジネスマンたちが、イギリスからカーフェリーを買い入れて、マリエハムンからフィンランドやスウェーデンに就航させた。一方、スウェーデンのゴットランド島を本拠地とする船会社も同じ年に発足し、スウェーデン-マリエハムン間にフェリーの運航を始めた。1963年にはゴットランド島の船会社から分離した人々が、別の会社を立ち上げ、同じ区間にフェリーを就航させた。
過当競争に陥るのを恐れたこれら3社は、共同のマーケティング会社を1960年代半ばに立ち上げ、1970年代にはバルト海地域で最大手だったフィンランドのシリヤラインに匹敵するまでに成長した。
船舶
現在就航中の船舶
船名 | 建造年 | 就役年 | 運航区間 | 総トン数 | 船籍 | 注釈 |
---|---|---|---|---|---|---|
アモレラ(英語) | 1988 | 1988 | トゥルク–マリエハムン/Långnäs–ストックホルム | 34,384トン | ![]() |
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ガブリエラ(英語) | 1992 | 1997 | ヘルシンキ–マリエハムン–ストックホルム | 35,492トン | ![]() |
ex-Frans Suell for Euroway, ex-Silja Scandinavia for Silja Line |
イザベラ(英語) | 1989 | 1989 | トゥルク–マリエハムン/Långnäs–ストックホルム | 35,154トン | ![]() |
2013年1月にヴァイキング・グレースに置き換えられ、ヘルシンキ - タルン航路に。 |
マリエラ(英語) | 1985 | 1985 | ヘルシンキ–マリエハムン–ストックホルム | 37,799トン | ![]() |
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ヴァイキング・ロゼラ(英語) | 1980 | 1980 | マリエハムン–カペルシャー | 16,879トン | ![]() |
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ヴァイキング・シンデレラ(英語) | 1989 | 1989 | ストックホルム–マリエハムン (one-day cruises) ストックホルム–リガ (夏季) ストックホルム–タリン (夏季) |
46,398トン | ![]() |
以前の船名はシンデレラ、2003年にヴァイキング・シンデレラに改称。 |
ヴァイキングXPRS(英語) | 2008 | 2008 | ヘルシンキ–タリン | 35,918トン | ![]() |
|
ヴァイキング・グレース | 2012 | 2013 | トゥルク–マリエハムン–ストックホルム | 57,565トン | ||
ヴァイキング・グローリー | 2021 | 2022 | トゥルク–マリエハムン–ストックホルム | 65,211トン |
関連項目
外部リンク
ヴァイキングライン
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「スター・パイシス」の記事における「ヴァイキングライン」の解説
1980年代末は、バルト海に就航するフェリーの建造ラッシュであり、シリヤラインとヴァイキングラインの2社は1985年から1991年にかけて新たに11隻を就航させた。本船は、建造中の1989年にバルチラの造船部門が破綻したため、トゥルクのマサ造船所が造船所の経営を引き継いで建造されたが、建造費は計画を超過することとなった。 1990年4月30日、トゥルク - マリエハムン・ストックホルム航路に就航した。1993年、Rederi AB Sliteは当時世界最大のフェリーとなるヨーロッパの建造を発注していたが、受領直後に発生したスウェーデン・クローナの切り下げにより、資金をまかなえずヨーロッパは3月にシリヤラインに売却された。4月にRederi AB Sliteは倒産した。 カリプソは同型のアテナと共に、8月に競売にかけられ、スタークルーズが落札した。その後、1994年1月までヴァイキングラインで運航された。
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