シリヤライン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/10 14:39 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動シリヤライン(Tallink Silja Oy)は、かつてフィンランドに本拠を置いていた船会社であったが、2006年、エストニアのフェリー会社タリンク(AS Tallink Grupp)に買収された。
目次
買収
シリヤラインは、同じフィンランドのヴァイキングライン(Viking Line)とともにバルト海の2大フェリー運航会社で、バルト海航路の長年のライバル同士だった。しかし、1990年代にエストニアの船会社タリンクが台頭してくると、2006年にタリンクはシリヤラインを買収した。
現在は、シリヤラインはタリンクの傘下でTallink Silja Oyというフィンランド国内での販売業務だけを行う子会社になった。 スウェーデン国内ではシリヤラインは、タリンクの傘下でTallink Silja ABという会社名になり、スウェーデン国内での販売業務をしている。従って、シリヤラインが保有していた船の多くは、タリンクの所有に移された。
タリンクはシリヤラインの買収後、かつてのシリヤラインの運航路線の見直しを進めている。多くは「タリンクシリヤ」のブランド名での運航となったが、マーケティング戦略から、タリンクは2つの運航区間(船舶数4)だけシリヤラインのブランド名を残して運航している。 2つの航路で年間で300万人と車両20万台を運んでいる。
運航区間
現在の運航区間
ヘルシンキ - ストックホルム線
トゥルク - ストックホルム線
船舶
現在就航中の船舶
船名 | 建造年 | 就役年 | 運航区間 | 総トン数 | 船籍 | 注釈 |
---|---|---|---|---|---|---|
シリヤ・セレナーデ | 1990 | 1990 | ヘルシンキ - マリエハムン - ストックホルム | 58,376 グロストン | ![]() |
|
シリヤ・シンフォニー | 1991 | 1991 | ヘルシンキ - マリエハムン - ストックホルム | 58,377 グロストン | ![]() |
|
バルティック・プリンセス | 2008 | 2008 | トゥルク - ロングネス - ストックホルム ストックホルム - マリエハムン - トゥルク |
48,915t | ![]() |
タリンクからの転籍でシリヤ・ヨーロッパと交代 |
ギャラクシー | 2006 | 2008 | トゥルク - マリエハムン - ストックホルム ストックホルム - ロングネス - トゥルク |
48,915 グロストン | ![]() |
タリンクからの転籍でシリヤ・フェスティバルと交代 |
関連項目
外部リンク
バルト海クルーズ
(シリヤライン から転送)
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ナビゲーションに移動 検索に移動バルト海クルーズ(バルトかいクルーズ)とは、北ヨーロッパ、ユーラシア大陸とスカンディナヴィア半島に囲まれているバルト海におけるクルージングのこと。また、単に海上交通手段としてのクルーズも含まれる。
概要
- バルト海を囲むように、スウェーデン、フィンランド、ロシア、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ドイツ、デンマークなどの国々が面しており、航海をようする海上交通網が発達している。
- 現在、航空網が発達している中においても、費用が安い、サービスがよいなどの理由により、海上交通を利用する人が多い。また、単に交通手段以外に「クルーズ」という面もあり海外の人が利用することも多く、日本の旅行会社などの主催するものやヨーロッパツアー行程に組み込まれることが多く人気が高い。
- 北欧首都、主要都市を結ぶラインは毎日運航されている。
- 長期クルーズは、季節により異なる。
主なクルーズライン
船舶・設備
- 交通として利用されている船舶は、50000tを超える。
- 長期クルーズに利用されている船舶は、100000tを超える。
- 上記、両船舶とも大型バス、普通乗用車などを積み込める。また、船内は免税店、医師(歯科医師含む時あり)常駐の医療施設、レストラン、エレベータ、室内・船上プールや賭け事などの娯楽施設などが備えられている。
- 室内には、バスルーム、ベッド、冷蔵庫、テレビなどの設備があり、ホテルの機能と変わりない(室内ランクにより異なる)。
- 最高ランクのサービスとして執事が付くものもある。
費用
(詳細は各旅行会社ウェブサイトを参考)
関連項目
固有名詞の分類
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