シリブカガシとは? わかりやすく解説

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しりぶか‐がし【尻深×樫】

読み方:しりぶかがし

ブナ科常緑高木暖地生え樹皮暗色長楕円形秋の終わりに、の上部に雄花穂状集まって咲き雌花はその下につく。実はどんぐりで、底部くぼんでいる。


尻深樫

読み方:シリブカガシ(shiribukagashi)

ブナ科常緑高木

学名 Pasania glabra


シリブカガシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 08:20 UTC 版)

シリブカガシ(尻深樫、学名: Lithocarpus glaber)は、ブナ科マテバシイ属の常緑高木である。日本に自生するマテバシイ属2種(シリブカガシとマテバシイ)のうちの1種。和名ドングリの底(お椀状の殻斗を被っていた部分)が凹んでいることに由来する。なお、カームと呼ばれることもある。


注釈

  1. ^ マテバシイ属は上向きにつくのに対して、コナラ属の雄花の穂は垂れ下がる。なお、同じブナ科のシイ属クリ属の雄花も上を向く。
  2. ^ ただし、元々渋がほとんどないシイと違って渋抜きせずに食べると多少えぐみがあるので、美味しく食べたければ渋抜きをするのが肝心である。
  3. ^ クリが本来の開花期を過ぎた秋になってから季節はずれの花をつけることがまれにある。

出典

  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Lithocarpus glaber (Thunb.) Nakai シリブカガシ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年2月17日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pasania glabra (Thunb.) Oerst. シリブカガシ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年2月17日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pasania glabra (Thunb.) Oerst. f. microphylla Hayashi シリブカガシ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年2月17日閲覧。
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pasania sieboldiana (Blume) Nakai シリブカガシ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年2月17日閲覧。
  5. ^ 華南華東安徽福建広東広西貴州河南湖北湖南江蘇江西の各省に分布する。
  6. ^ 辻井達一『日本の樹木』中央公論社〈中公新書〉、1995年4月25日、112頁。ISBN 4-12-101238-0 


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