ロンドン店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 22:14 UTC 版)
クラリッサ・レオーネ ロンドン支店長。創立メンバーの一人。 腰の低い穏やかな美人。実家が仕立て屋で幼い頃から針子修行をしていたため、ジラソーレメンバーの中でも特に服飾に精通しており、サークル時代には裁断を担当していた。ロンドン支店ではカジュアル服を主に扱っているが、技術の研鑽も兼ねてサヴィル・ロウのテーラーと交流を持ち、悠には及ばないが紳士服にも明るい。実は本性はネガティブかつ内向的で、些細なことでパニックに陥りやすく、時に暴走する。押しに弱そうにも見えるが、自分が決めたことについては、ベソを掻きながらも決して譲歩しようとしない頑固な一面もあり、意外と要領が良い。同じ仕立て屋の出身ながら正反対の性格のラウラに懐いており、彼女の自分勝手で自信家な性格に憧れている。 ギルレーズ・ハウス編の前段話において、ナポリ店のヘルプとして作中に初登場する(その前にあったロンドン編では存在については言及されるも登場はしなかった)。その際、上記のコンプレックスであるメガネ姿を悠に見られてしまい、ショックで無断でロンドンに帰ってしまう。この一件で悠の実力は認めつつ、内心で避けるようになってしまうが、ギルレーズ・ハウス編を通してわだかまりは解ける。 紳士服生地編で再登場し、職人として研鑽するため、悠に内弟子修行(つまり若い男の家に泊まり込む)を申し出て騒動を引き起こす。最終的には通いで妥協するものの、かつて悠に告白して振られたエレナの嫉妬心を刺激し、再び騒動を起こす(一応、クラリッサ自身は悠に男として好意はないと述べているが、エレナを嫉妬させるような行動をあえてとる)。 ジュリア・ヴィスコンティ ロンドン支店所属の海外営業担当。創立メンバーの一人。 ポニーテールと八重歯が特徴の明るい女性。常に異様なほどテンションが高く、敵味方問わず周囲を振り回すことが多い。また神経が図太く物怖じしない性格であり、現地人でも酸欠で倒れるほどの高地でも平然としているなど、超人的な体力も持っている。名字の通り、著名なイタリア貴族であるヴィスコンティ家の出身であるが、ジュリア自身の家は一般人と言って差し支えない傍流だという(ただし、営業としてヴィスコンティの名を利用しているという)。服飾に関しての高度な知識はなく縫製も全くできないが、営業担当としての行動力は高く、したたかで機転も利く。 配属はロンドンだが海外営業として常に世界各地を回っており、(どうしてそこに行ったのかは不明だが)高地やジャングルの奥地といった秘境にいるコマもしばしば登場する。このため、すぐに携帯電話の電波の届かないところに行ってしまうため、非常に連絡が取りづらい。ギルレーズ・ハウス編の終盤では、チベットの最奥にて最高級のパシュミナを手に入れるが、それが原因でさらなる騒動を引き起こしてしまう。
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