ロロ・ゴウガルフ/レイ・ゴウガルフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:46 UTC 版)
「牙獣種 (モンスターハンターシリーズ)」の記事における「ロロ・ゴウガルフ/レイ・ゴウガルフ」の解説
別称:赤闘獣(せきとうじゅう)(ロロ・ゴウガルフ)/青闘獣(せいとうじゅう)(レイ・ゴウガルフ) 登場作品:MHF-G(G2より) 峡谷で初めて発見された大型の牙獣種。同種でありながら個体によって体色と毛並みが違うのは、それぞれが持つ遺伝子の表現型によるものとされている。そのため、ロロ・ゴウガルフとレイ・ゴウガルフは必ずしも雌雄であるとは限らない。その強靭な筋肉と好戦的な性格、骨格の共通などから、かの謎多き金獅子、ラージャンの近縁種ではないかと考えられている。どちらも犬に見える顔つきと本体はホワイトタイガーのように縞模様の入った白い体を持つ。1頭はブルドッグのような顔立ちに、背中と四肢に赤いライオンの鬣のような体毛を纏ったロロ・ゴウガルフ。1頭は犬のような高い鼻を持ち、頭部から青いVの字に逆立った毛を生やしたレイ・ゴウガルフ。その両種とも発達した強靭な筋力でアクロバティックな動きをし、必ずペアで行動している。2頭の間に身体のつくりの違いはなく、太い尻尾は複雑な動きをする際の支えに、逞しい両腕は岩盤を持ち上げるほどの怪力を発揮する。単体だと普段はおとなしいものの、この2頭が揃うと互いの闘争本能が刺激されて活発で好戦的な性格に変貌し、たとえじゃれあう程度のぶつかりあいでも周辺に被害が出るほど激しい戦いを繰り広げる。決して仲が悪いというわけではなく、外敵に対しては上記の通り連携してその敵に立ち向かう。戦い方も自身の肉体を利用した純粋な格闘系攻撃が多く、ドロップキックやバックドロップ、岩盤を引き剥がしてのスープレックスなど、その内容は現実のプロレスを彷彿とさせる破壊力抜群の技が数多い。ほかにも近縁種であるラージャンと共通する各種肉弾攻撃なども繰り出す。激昂した際は天を仰ぎながら雄叫びをあげ、ハンターを弾き飛ばす。ロロ・ゴウガルフの場合は毛がモコモコに、レイ・ゴウガルフの場合はV字を延長するように毛が肥大する。また、優性遺伝子、劣性遺伝子のいずれかにかかわらず、ゴウガルフの毛は針金のように強固で通電性が高い。1頭のみではさして影響がないが、2頭が共鳴したとき、その特性は強大な「磁極」として現れる。これにより、古龍種の極龍ルコディオラの如く獲物を吸引したり反発するなどして動きを拘束し、豪快無比な連携技で一気に仕留める。この磁力こそがゴウガルフ最大の武器である。ロロ・ゴウガルフが磁力でレイ・ゴウガルフを一気に引き寄せ、そのままジャイアントスイングの要領で投擲する。2頭の間に磁気の嵐を発生させてハンターを吸引し、腕をクロスするようにラリアットの一撃を行う。地面を殴った反動で跳び上がり、双方で手を組んで空から地割れを巻き起こすエルボードロップを叩き込む。さらには落下からのダブル・スレッジ・ハンマーで周囲超広範囲を地面もろとも吹き飛ばすなど、2頭が織りなす大技はいずれも絶大な威力と攻撃範囲を誇り、その連携はあらゆるモンスターのなかでも随一とされている。頭部が小さいため打撃武器でめまいを狙うこと自体は困難だが、成功させるとゴウガルフが混乱し、一定時間味方のゴウガルフを集中攻撃するようになる。 ゴウガルフのモチーフはプロレスラーであり、インタビューでは漫画『キン肉マン』の登場キャラクターに影響されたということも明らかとなっている。実際にも、磁力を用いたクロスボンバーは『キン肉マン』においてネプチューンマンとネプチューン・キングが行った磁力を用いたタッグ技そのままの動作・演出である。
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