レイティングシステム
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レイティングシステム、レーティングシステム(英語: rating system)
- 1 レイティングシステムとは
- 2 レイティングシステムの概要
レーティングシステム
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「日本アマチュア将棋連盟」の記事における「レーティングシステム」の解説
日本アマチュア将棋連盟では全国大会のみならず地域によって月1~2回程度開かれる月例会でも参加者が多い場合には実力差が拮抗する様にクラス分けを行う場合が多い。その指標として用いるのがレーティング制度で、一般的なイロレーティングを参考に独自に構築されたものを設立当初から一貫して使っており、これを公認「R」(Rが何を意味するかは公表されておらず詳細は不明だが、恐らく「Rating」の頭文字と思われる)と呼んでいる。現在、東京アマチュア将棋連盟が使用しているレーティングもアマレンの公認「R」を基にしたものであるとされる(元々、東京アマチュア将棋連盟はアマレンより分離独立したものであり、独立直後の極一時期は両者の間でレーティングシステムの使用権について屡々対立が見られた)。 各大会や月例会の結果は各主催者から本部に送られ、その結果を元に本部が一括でレーティング計算を行い、都度最新のレーティングに更新するが、支部以外からは200円のレーティング計算料を徴収している為、大会の参加費に計算料が上乗せされている場合がある。1993年頃までは手計算で行っていたがPC導入以降は専用の自動計算ソフトを使っている。またソフトでは通算対局数も記録しており、稀に会報誌「アマレン」誌上で通算対局数のランキングが掲載される。対局数が通算30局に達すると正式な公認「R」として記録される。 2016年後半頃より「新ソフト」と呼ばれる、従来のレーティング計算とは違う方法での計算システムの運用を開始、変更に際し会報に新たな計算方法が公開されたが、一部の間ではこの方法だとレーティングが上がりやすくなりレートのインフレが起き易いとの指摘もある。アマレンは将棋を始めたばかりの初心者にも門戸を開き、専用のクラスを作る事で他の大会や道場では敷居が高過ぎて参加し難い場合でも気軽に対局を楽しむ事が出来る仕組みとなっているが、インフレが起こる事で低い点数の層が相対的に少なくなり、メンバーが集まらずにクラスが組めない、また点数の高い人ばかりが大会に参加する様になる事で初心者や初級者が敬遠し月例会に参加しなくなるという悪循環が発生している。新ソフトの計算方法は従来のレーティングよりも計算式が非常に複雑になっている。 アマレンは会員制を採っているが、会員か否かに関わらず全ての大会参加者が初参加時に自己申告で棋力を申請しなければならず、対象の大会で1局でも対局した時点でR登録番号と共に棋力に応じたレーティングが仮点として付与され、そのまま退会への参加を続け対局数が30局以上になると正式なレーティングとして公認される。しかし仮点はあくまでもシステム上のものであり実際は公認「R」として一体的に運用されている為、仮点でも何ら制限なく大会に出場可能となっている。
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