レッツゴー! 陰陽師
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『新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』、『新・豪血寺一族 -煩悩解放-』のステージBGMの一つに『レッツゴー! 陰陽師』という曲が配置されている。ユーロビート調の展開に琴など和風のテイストを加えたこの曲は、タイトルに陰陽師と標されているものの、ゲーム中に出現する陰陽師は画面背景中央の筮台(せいだい)に背をむけて座り九字を切るなどの仕草をするのみである。 『新豪血寺一族 -煩悩解放-』において、ゲーム中の一定条件を満たすと見ることができるPVが作成される。ステージ背景のキャラクターである陰陽師「矢部野彦麿(やべのひこまろ)」が3Dアニメで登場し、巫女の「琴姫」や3名の僧侶からなる「坊主ダンサーズ」とともにロングバージョンの同曲に合わせて歌って踊るものが発表され、2007年1月から2月にかけて、閲覧者が自由にコメントを書き込むことのできる動画配信サービスニコニコ動画上で人気を呼んだ。 この動画が話題になった当時、ニコニコ動画はYouTubeなど外部の動画共有サイトから取得した動画にコメントを付ける方式をとっていたが、制作者側はこの動画がアップロードされてインターネット上で話題になったことについて「大勢の人に楽しんでもらえたから」との理由で、無断配信を黙認する姿勢を保っていた。ニコニコ動画(β)にサービスが変更されて以降は公式の動画として配信されている。 合計再生数は2008年1月に『【初音ミク】みくみくにしてあげる♪【してやんよ】』に抜かれるまで、全動画中1位の再生数を誇っていた(2012年11月現在は全動画中2位)。この経緯は、『カワズ君の検索生活』の2007年3月17日放送回においても取上げられている。なお、2008年11月12日には「【初音ミク】みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」に続いてニコニコ動画史上2番目の500万回再生を達成している。 その後、ニコニコ動画の管理元企業であるdwangoが正式に契約を結び、同社の着うたサイト上で同曲を配信することになった。製作元のノイズファクトリーもフルコーラスバージョンのサウンドトラックCDを通例通り自社通販で販売することを発表したところ、自社通販の対応能力を超えかねない膨大な注文を受けたため、一般のCDショップにおいても販売されることとなった。自社通販版と一般販売版においては、収録内容に一部相違がある。 『レッツゴー!陰陽師』はニコニコ動画内において現存する最も古い(動画投稿番号が若い)作品となっている。 2007年5月19日に開催のパフォーマンスイベントRINGにて『レッツゴー!陰陽師』のダンスが行われた。矢部野彦麿役は狂言師の和泉元彌が務め、坊主ダンサーはプロレスラーの筑前りょう太らが務めた。 2007年6月7日発売のニンテンドーDS用ソフト『おんたま♪おんぷ島へん』(制作:ノイズファクトリー)では、初となる音楽ゲーム収録を果たす。2011年1月には『ミュージックガンガン!2』に収録されアーケードゲームへ進出。その後は2014年7月にはアトラスの親会社であるセガの音楽ゲーム「maimai GreeN PLUS」に映像付きで収録、2017年4月6日には「CHUNITHM AIR PLUS」にも収録された。 2007年7月7日に実施されたAnimelo Summer Live 2007 Generation-A(主催:ドワンゴ)にて、スペシャルゲストとして「矢部野彦麿(でんちゅう)&琴姫(MOMOEIKA)」が登場。「陰陽師」を披露した。 2009年2月に開催されたAOU2009 アミューズメント・エキスポのアトラスブースにて、シリーズ新作である『豪血寺一族 先祖供養』が出展された際は、新作のPVとともに「レッツゴー!陰陽師」が出展ブース内に常時流され、「レッツゴー!陰陽師」の知名度を活用したアピールが行われた。 また、『豪血寺一族 先祖供養』では、「レッツゴー!陰陽師」と従来の陳念ステージのBGM「坊主でダダダ!」をミックスした「陰陽ジジジ!」が陳念ステージの新曲として収録された。 2009年10月21日には小梅太夫とMOMOEIKA・でんちゅうがコラボするカバー曲「レッツゴー!陰陽師 feat.小梅太夫」が収録されたコンピレーションアルバム「ニコニコ動画ふぃ〜ちゃりんぐBEST」が発売された。 2012年7月7日20時30分にニコニコ動画1000万回再生の大台を記録。そして同月30日には公式からレッツゴー!陰陽師 1000万再生御礼ダンスという1000万回再生されたことへの喜びと感謝を示した動画を配信した。
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