レジスタンス性とは? わかりやすく解説

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レジスタンス性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 08:51 UTC 版)

腐女子」の記事における「レジスタンス性」の解説

石田美紀は、日本1970年代少女マンガ文学の場に現れ女性による女性のための男性同志性愛物語は、男性身体への性的な関心積極的に肯定する点でそれまで女性文化とは一線を画しており、少女たちのこうした関心根底には「わたしには何ができるだろうか」という問いかけと、「わたしにも何かできるはずだ」という信念があったと指摘している。この信念ゆえに、80年代新し文化になっていったのだという。 やおい・BLファン活動には、伝統的な規範脱構築すると評価されるものもある。フィリピンではやおい・BL文化関わるのは、日本語や英語を使いこなしネット日常的に使用できるある種文化的エリート層であるが、フィリピンBLコンベンション Light Out(現在Blush改名)には明らかなエリート主義見られ啓蒙的な側面がある。活動中心に同性愛問題異性愛超えたセクシュアリティー可能性希求があり、活動にはゲイ参加者も多い。ゲイ解放運動興味があり、同性婚賛同する人も多く、やおい・BL現実社会でのゲイ問題関連付け考えられている。また中国では、やおい・BL存在拡大が、中国人女性レジスタンスの手段であるとも分析されている。中国のやおい・BL同人作品では、伝統的儒教思想に基づくヒエラルキー概念現在の共産党支配掲げ理想社会から逸脱した人間関係、やおい・BL規制への間接的批判ゲイ解放促す内容なども様々なやり方描かれている。中国では規制対抗するために、中国サーバから海外サーバサイト移動する腐女子もいる。韓国腐女子は、儒教の影響大き韓国では、女性性的主体としてのアイデンティティ確立できるような媒体少ないと述べており、やおい・BLジャンルにはそれを打破する可能性があるとも考えられている。

※この「レジスタンス性」の解説は、「腐女子」の解説の一部です。
「レジスタンス性」を含む「腐女子」の記事については、「腐女子」の概要を参照ください。

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