リナリアの花言葉とは? わかりやすく解説

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リナリアの花言葉

リナリアの花言葉は、「私の恋に気付いて」「幻想」「乱れ乙女心」「断ち切れ想い」である。

リナリアの花言葉の由来

(1)花の小ささと数の多さ由来となっている「私の恋に気付いて
リナリア代表的な花言葉は「私の恋に気付いて」であるが、それはリナリア花の特徴由来となっている。リナリアは1本の数多くの花が付いているが、花のひとつひとつサイズは非常に小さい。そして、花の色は白やピンクなど、淡いものが多い。その小さく淡い花が、恋心比喩となっている。中々気付いてもらえない恋心を、サイズ小さく色が控えめな花に例えて、「私の恋に気付いて」という願望となった形だ。また、花の色淡さを、「私の恋に気付いて」とひそかに願う、淡い気持ちにかけてあるという説もある。

そして、リナリアの花の小ささを、恋する乙女の心の未熟さ例える形で、「私の恋に気付いて」が花言葉になったというのもひとつの説だ。「私の恋に気付いて」という表現には、自分から積極的に恋愛アプローチをかけることができず、相手気付くのをただ待つことしかできないという意味合い含まれている。そして、恋心抱いているということを、意中相手気付いてもらい、向こうからアプローチかけてもおうとする奥手で幼い恋心見え隠れしている。その幼い恋心を、リナリア小さい花が表現している形である。

さらに、恋心抱いていながら自分ではどうすることもできない乙女心未熟さを、リナリアの花に例える形で「私の恋に気付いて」という花言葉生まれたとする説もある。「私の恋に気付いて」という表現は、ただ一方的な恋心抱いているのでは満足できず、意中相手気付いてもらいたいという願望表れである。それほどまでに強い恋心抱いていながら自分からはアプローチできないという心の未熟さが、リナリアの花の小ささとかけてある形だ。

(2)淡い色と花の多さ由来となっている「幻想
リナリアの花言葉「幻想」もまた、「私の恋に気付いて」と同様に花の特徴由来となっている。リナリアは、1本の小さな花無数に集まったとなっている。そのため、花ひとつひとつ輪郭把握しにくく、ぼやけたシルエットになりやすい。また、リナリア群生することが多く地面敷かれ絨毯のように、手前から遠くまで広がっているところもある。そのようなところで花を観賞する場合ピント合いづらい。手前の花を見ようとすると奥がぼやけ、奥の花を見ようとすると手前ぼやける。そうして、全ての花にピント合わせるのが困難であることが、幻想的な視界作り上げるそのことから、「幻想」という花言葉定着した

さらに、リナリア花の色が豊富であるが、その色は薄いパステル系が多いため、はっきりとした見た目にはならない淡い色は光に溶けやすく、全体ぼやけたような見た目となり、幻想的な雰囲気作り上げる。その上複数の色のリナリア並んでいた場合それぞれの輪郭ぼやけて色が混ざり合いよりいっそう幻想的な雰囲気になることがある

また、「この恋に気付いて」と同じように、「幻想」の由来にも、乙女未熟な心が関わっているという説もある。ただ待ち続けるだけの幼い恋をしているような乙女は、恋に幻想抱いているものだという考え方である。

(3)花が咲き乱れる様子由来である「乱れ乙女心
リナリアには「乱れ乙女心」という花言葉もあるが、それはひとつの数多くの花が咲いている状態が由来である説が有力だ数多くの花が咲いている様子は、「咲き乱れ」と表現することがある。そして、花言葉「この恋に気付いて」や「幻想」と同じように、リナリアの花を乙女心例える。そこから「咲き乱れ」と「乙女心」を組み合わせて、「乱れ乙女心になった形だ。

また、咲き乱れる数多くの花を、抑えることができない恋心だと捉えて乙女心が恋に振り回されるということで、「乱れ乙女心」が花言葉になったという説もある。さらに、リナリアが細いため、風の影響を受けやすい。少しの風でも大きく揺れる上に、場合によっては風だけで倒れることもある。その、外的な影響によって振り回される様子を、「乱れ乙女心」に例えたとするのもひとつの説である。

(4)断ち切れ想い」の由来は花が幾度も復活する様子から
リナリアの花言葉「断ち切れ想い」の由来のひとつは、花の数の多さである。花の多さを、想い強さ例えてある形だ。想い断ち切るためには、全ての花をもぎ取らなければならない。しかし、それは非常に大変だということで、想い諦められないという解釈となり、花言葉が「断ち切れ想いとなった形である。

また、リナリア植物としての強さが、「断ち切れ想い」の由来となっているという説もある。リナリアは花が可愛らしい見た目をしている上に、が細いため、はかなげ印象持たれがちだ。そして、実際に風によって簡単に倒れてしまう。しかし、倒れてしまって終わりではなく倒れた根元から脇芽出てきて、また花を咲かせるという逞しさがある。さらに、自然にこぼれた種から、開花に至ることも多い。そのように脇目や種から新し花が咲く様子を、断ち切ったはず想い復活してしまうという風に捉える形で、リナリアの花言葉が「断ち切れ想いとなった

リナリアの英語の花言葉

リナリアの花言葉を英語で表現すると、「notice my love(私の恋に気付いて)」「fantasy幻想)」「disturbed girl's mind乱れ乙女心)」「unbreakable desire断ち切れ想い)」である。

リナリアの色別の花言葉の解説

リナリアには、白の他に赤や紫などの色があるが、その色によって花言葉の意味が変わることはない。

リナリアの本数別の花言葉の解説

リナリアの花言葉は、本数によって意味が変わることはない。

リナリアの怖い花言葉

リナリアの花言葉は、恋をする乙女心表現したものばかりである。そのため、基本的には怖い意味はない。しかし、状況次第では怖い意味になる花言葉もある。リナリアの花言葉としての幻想」は、恋に対す理想憧れ意味することが多い。そして、幻想とはやがて打ち砕かれるものである。その打ち砕かれ方によっては、怖い意味になりかねない意中相手裏切られたり、相手深く知った結果幻滅したりすることは十分あり得るまた、幻想打ち砕かれ現実知った挙句、心が壊れてしまうという怖い結果になることも考えられる

そして、「乱れ乙女心」という花言葉も、捉え方によっては怖い意味になり得る乙女心乱されると、情緒不安定に近い状態になる可能性が高い。自分コントロールできなくなった場合どのような行動に出るかわからない。不安定な心のままで意中相手おかしなアプローチかけたり無計画なままで相手気持ち伝え玉砕したりする恐れがあるその結果将来までずっと引きずるような恥をかいてしまうことも考えられる

さらに、花言葉断ち切れない想い」も、良くない結果になる恐れがある。リナリアの花言葉としての断ち切れない想い」に含まれる想い」は、主に淡い恋心を指す。そして、「断ち切れない想い」は、断とう試みたものの、どうしても断ち切ることができない恋心である。そのため、恋心忘れようと無理をして、自暴自棄なりかねないまた、いつまで断ち切れない想い抱き続けた挙句感情こじらせる可能性がある。その上断ち切れない想い利用されて、都合良く振り回されてしまう恐れもある。あくまでも相手次第であるが、怖い結果になることは十分に考えられる



花言葉内容諸説あります


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