リオデジャネイロ五輪・女子マラソンに出場
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「伊藤舞 (陸上選手)」の記事における「リオデジャネイロ五輪・女子マラソンに出場」の解説
大阪国際女子マラソンと同日開催された、2016年1月31日の大阪ハーフマラソン・女子の部ではアテネオリンピック( ギリシャ)女子マラソン・金メダリストの野口みずき(6位)らを抑え1時間10分27秒で優勝した。それから2週間後、同年2月14日の全日本実業団ハーフマラソン・女子の部は1時間12分02秒の10位だった。 なお、その後リオ五輪女子マラソンの国内選考会において2016年1月の大阪国際女子マラソンでは2時間22分17秒で優勝、五輪派遣記録を突破しながら日本陸連が福士加代子に五輪内定を出さなかった事に関し、又福士の優勝タイムより7分以上も遅かったリオ五輪内定の伊藤に対して一部批判的な声が挙がった。しかし、現在日本陸連理事を務める2000年シドニーオリンピック( オーストラリア)女子マラソン・金メダリストの高橋尚子は、世界陸上北京大会・マラソン種目の8位以内入賞者で、かつ日本人首位のリオ五輪即内定は選考基準通りだったとし「狙おうと思えば全員が狙えた。後付けで決まった事ではない」と話した。さらに高橋は元々夏と冬のマラソンのタイムを比較する事自体ナンセンスだと論じつつ「伊藤さんはルール通りクリアに選ばれた。何か言って苦しめて選手の足を引っ張るのは辞めて欲しい」と強い口調で訴えている 。 2016年8月21日にリオ五輪・女子マラソン本番レースを迎えたが、2週間前に右足第4中足骨の疲労骨折の痛みを抱えるなど、体調万全で無いまま強行出場。レース前半の10km手前で先頭集団についていけずに第2集団で待機するも、間もなくして第2集団にも離され後半は大きくペースダウン。辛うじて完走は果たしたものの46位、日本女子では最下位に終わった。 再起を期して、2017年1月29日の2017年世界陸上競技選手権大会(ロンドン/ イギリス)女子マラソン選考会・大阪国際女子マラソンへ5年振りに出場。ハイペースの先頭集団にはついていかず、第2グループについていったが、19km付近からズルズルと脱落。結局見せ場を作る事は殆ど出来ず、11位に留まった。
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