ライディングスタイル
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玉田のライディングスタイルは非常に豪快である。上体を大きくイン側に放り出し、目線はさらに内側を向く。マシン全体の重心を少しでもイン側に持っていく姿勢はある意味ハングオフの究極とも言える。反面、フロントタイヤに荷重がかかりにくく、スリップダウンによる転倒が多い(特に全日本時代)。MotoGP参戦以後は上体の移動量は減ったが、それでもMotoGPライダーの中でも目立つスタイルである。
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ライディングスタイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 02:35 UTC 版)
「バレンティーノ・ロッシ」の記事における「ライディングスタイル」の解説
ロッシのライディングは長身・長い手足を活かした積極的な荷重コントロールによってマシンの性能を最大限引き出すのが特徴である。また、タイヤのスライド感覚にも優れ、2002年に駆ったホンダRC211Vのエンジンブレーキ(バックトルク)によるリアタイヤのスライドに他のライダーが悩まされる中、ロッシはそのスライドを積極的にコーナリングに活用し、アドバンテージを得ていた。 タイヤのスライド感覚が鋭い為、スリップダウンやハイサイドでの転倒が極端に少なく、ロッシの安定した強さの要因(=リタイア・怪我が少ない)にもなっている。特にハイサイドの処理は秀逸で、マシンから振り落とされそうになっても、一瞬早く反応して収束させてしまうライダーは稀有である。受け身も巧い為、転倒した場合にも大怪我を負いにくいという強みも併せ持つ。また、ロッシは世界選手権に125ccクラスでデビューしてからの連続出走記録を更新し続けていたが、2010年6月のイタリアGPフリー走行で右脛骨を骨折し、予選から欠場となり、最終的に230試合連続出場という記録となった。 その一方で雨には弱く、著しく成績が下がるか転倒といったパターンも見られていた。目立つ所では2001年イタリアGP、本来得意なムジェロで最終ラップで転倒し、雨に弱いイメージの一因となっている。しかし後には雨を克服した様で、2005年の中国GPでは、雨のレースでオリビエ・ジャックを抑え優勝を飾っている。 レーススタイルとしては典型的な「差し馬」型で、トップを走るライダーの後にぴったり付き、ラスト2~3周でスパート・優勝というパターンがホンダ時代には多く見られた。ヤマハに移籍してからは、マシンの違いから他の勝ち方も見られるが大きくは変わってはいない。予選一発の速さには他のライダーには負ける事があっても、予選4番手以降(フロントローが取れなくとも)から気付けばトップというレース展開は定番である。 2009年のドイツGPで最多表彰台記録に並び、一発の速さもある、ロングディスタンスの速さもあると、まさしく絶対王者としての地位を確立させている。 近年、ブレーキング時にコーナー内側の足をステップからわざと外すスタイルが流行している。これに対しロッシは「バイク上で更に前輪へ荷重がかかるように感じるから」としているが、データロガーの回収情報では何も差が無く、速くなってもいない事も認めている。 今まで125cc、250cc、500cc、鈴鹿8時間耐久レースと、チャンピオンを獲る、若しくはビッグレースで勝つというのは全て2年目で達成している。一つだけの例外がMotoGPクラスでのチャンピオンで、これだけは1年目に達成している。しかしMotoGPが800ccになった際には、やはり2年目で達成している為、1年を通しマシンを育てていき、2年目で結果を出すというのが本人のスタイルの様である。
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