YZRの基本キャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:58 UTC 版)
「ヤマハ・YZR500」の記事における「YZRの基本キャラクター」の解説
1980年代後半からのホンダ・NSR500とスズキ・RGV-Γ500との熾烈な争いでは、エンジンパワーに優れ最高速重視のNSR、軽快な車体で強力なブレーキングを得意とするRGV-Γに対してYZRは優れたハンドリングによる高いコーナーリング性能を武器としていた。90-91-92年でケニー・ロバーツ以来のライダータイトル3連覇を成し遂げたウェイン・レイニーは「コーナーでマシンを寝かせている時間をできる限り短くすることが僕のライディングスタイルで安全と速さを両立させるポイント」と語るくらいにYZRのハンドリングに絶大な信頼を寄せていた。普通はそんなことをしてコーナーを曲がろうとすると、曲がり切れずにコースアウトしてしまうか転倒するのがオチなのだが、歴代のYZR乗りのチャンピオン達は、寝かし込みの早さで発生させたキャンバースラストとタイヤグリップの限界を利用して「独自の感性でバイクの向きを変えてすごい勢いでコーナーを立ち上がって行く」というライディングでレースの勝ち星を重ねて行ったライダー達だったと言われている。
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