ヨーグルティング 2がっき
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「ヨーグルティング」の記事における「ヨーグルティング 2がっき」の解説
2006年11月22日、システムのメジャーアップデートが実施され、「ヨーグルティング 2がっき」がスタートした(韓国では9月にスタート)。前作ではエスティバー学園、宵月学園の常駐NPCとして両校ともアンナが担当していたが、「2がっき」からはアンナの妹分としてナナが登場、宵月学園側のNPCとして追加された。 大きな変更点は以下の通り 武器/防具システムの大幅な変更(源石システムの導入) 従来は武器は学年とランク毎に装備可能条件と攻撃力が設定されていたが、これが廃止となり、各武器の種類毎に「源石」というものを組み込む形となった。各源石は学年毎に1次~4次に分かれ装備できるレベルが異なり、さらにその中にC-~A+のランクが存在する。(ランクB以上は武器に従来の高レベル強化した場合のエフェクトがつくようになる)源石はフィールド中の敵を倒すことで入手可能になるが、一旦組み込まれた場合、通常は取り外しができず、源石を破壊するしかない。 防具についても従来は防御値がすべて同一であり、オシャレ以外の要素がなかったが、同様に「源石」を組み込み防御力を得ることができるようになった。 フィールドの変更 従来はフィールドは安全地帯であり、まったりチャットする者たちに好まれたが、一部のフィールドにモンスターが出現するようになり、このモンスターを倒すことで各武器、防具の種類毎の源石が入手できるようになった。 他方で、特に「世界樹」フィールドのチャットエリアとしての人気は高く、大規模な抗議を受けて日本では世界樹エリアの敵は全てパッシブ(非アクティブ)のものに変更されるほどだった。 スキルシステムの変更 従来はスキルは各武器に個別に設定されていた(このため攻撃力の低めの武器でも回復・支援用に使う事が可能だった)が、「2がっき」からは、スキルをPCが購入・習得していく形となった。このため、武器の差が基本的に外見のみとなり、組み込む源石の性能やプレイヤーキャラのスキルが重要視されることになった。 それ以前のヨーグルティングは、ゲーム世界が学園の敷地内に限定されたフィールドのみということで、何をすればいいか判らない初心者でもそれなりにとっつきやすく、独特のまったり感があり、エピソードを数多くこなすというより同好会のノリで集まってエピソードをやりつつ、気軽なチャットを楽しむというプレイヤーが多かった。またガンホーが行ったアンケートでも、別のオンラインゲームのプレイの合間にプレイするセカンドプレイ層のユーザーが多かったという結果が出ていた。 そのため、課金アイテムおよび戦闘中心に偏重したシステムに変貌する「2がっき」へのアップデートに際して、反対の意を唱える一部プレイヤーによる抗議行動も展開された。韓国版、日本版いずれにおいても、「2がっき」スタート後にゲームシステムの激変になじめなかったプレイヤーが多く、この者たちが一気に離れてしまったと言われている[誰に?]。 このように、ヨーグルティングをアバターチャットやメタバースとして捉えていたライト層には、この改変は概ね不評だった。一方で、元々ゲーム性の高いゲームシステムとは言い難く、メジャーアップデートでのゲームシステムの大幅な拡充を期待していたゲーマー層にもまた、「2がっき」のアップデート内容が期待値を下回ったとして、見切りをつけたプレイヤーが多かったとされる[誰に?]。 公式ホームページで配布していた本作のデモムービーに「10th Class」という表記が見られる事から考えれば、当初は全10学年程度のゲーム規模とする構想であった事が窺われるものの、結局はその中途、6年生までが実装された段階で開発が打ち切られる事となってしまった。なお日本版では運営終了まで6年生の実装は行われず、5年生までの「エピソード」しかプレイすることができなかった。
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