韓国版の破綻と日本版のその後
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「ヨーグルティング」の記事における「韓国版の破綻と日本版のその後」の解説
2007年1月23日、本国である韓国公式サイトにて「これ以上のサービス維持が困難になった」事を理由として、同年2月27日をもって韓国版ヨーグルティングのサービスを全て終了すると発表。これに関して開発プロデューサーは「2がっき」へのアップデートを絡めて「プレイヤー達の意見に頼って、ゲーム内容をあまりに無理矢理変更しようとしたことが、最大の間違いだった」とコメントしており、事実上の運営破綻であった事を認めている。また、システムの完成度の低さや、韓国版・日本版の業績不振の事実も認めており、それらを破綻の要因として示唆している。 日本版のその後についてガンホーは同年1月24日に、韓国でのサービス終了後もこのままサービスを継続してゆくことを発表した。しかし、その時点で既に韓国での開発チームは既に消滅しており、日本版継続の為の新規開発の続行や、開発データやローカライズ作業用データの日本側運営会社などへの引継ぎなども行われなかった。そのため、これ以降は、新モンスター・新エリア・新学年といった新規開発を要するメジャーアップデートはなく、ガンホー側では既存リソースのチューニングや、配置や台詞や服のテクスチャの色などの入れ替えのみで済む、日本側運営会社のみでも実施が可能な簡易なカスタマイズのみを行うとしていたが、実際はNPCの台詞変更や既存イベントの使いまわし等サーバー側の小規模な変更に留まり、テクスチャの色などクライアントへのパッチが実施されることはなかった。 また、開発チームの消滅により必要な公式素材が入手できなくなった為か、それ以降は日本版ホームページの更新は文字による情報のみが更新される極めて単調な状態が続いた。 このような状態で、また話題にも全く乏しく、著しい過疎化というある意味で末期的な状態に陥りながらも、なぜか日本版の運営はその後3年以上も打ち切られる事無く継続されたが、さすがに開発側のサポートが無く新要素も無いゲーム運営は困難を極め、ついには2010年5月14日をもってのサービス終了となった。 2010年5月7日の卒業式イベントには終了を惜しむ者が殺到し、ゲームサーバーがダウンするという珍事が起こった。
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