モハ3200形・クハ1000形とは? わかりやすく解説

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モハ3200形・クハ1000形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 14:30 UTC 版)

北陸鉄道サハ1000形電車」の記事における「モハ3200形・クハ1000形」の解説

モハ3201 クハ1001 サハ1000形製造翌年1957年昭和32年8月にモハ・クハ揃って竣工し、加南線投入された。モハ3201全長100mm延長された他はサハ1000形同一構造車体を持つが、当初から両運転台モハであったことの他、非パンタ台側の妻面貫通構造とされたことが異なる。クハ1001はモハ3201片運転台化した車体持ち連結面側に貫通路備え配置がd2D6D3と改められている。モハ・クハとも埋め込み型前照灯ケース装備し以降グループにも踏襲されることとなった。なお、当時の加南線ポール集電方式採用していたことから、モハ3201当初ポール搭載しており、その操作のため貫通構造側の正面貫通幌設置されていなかった。 主要機器はいずれ新製されたもので、HL-74電磁単位スイッチ手動加速制御器、日本車輌製造製のNE60主電動機およびND4台車装備する。これらは台車こそ近代的なオールコイルバネ台車であったものの、その他の機器に関しては既に実績のあるものが採用され従来車との互換性重視した保守的な設計なされている。 その後1962年昭和37年)の6000系「くたに」導入機に南線所属車両集電装置パンタグラフ切り替えられモハ3201についても集電装置パンタグラフ化が施工された。1964年昭和39年)には2両揃って石川総線転属したが、制御方式の関係で主に朝夕通勤時間帯に稼動する程度であまり活用されることなく1968年昭和43年)にモハ3201浅野川線転属した。翌1969年昭和44年)にはクハ1001も同線へ転属し、再び編成を組むこととなっている。 本グループ施工され主要な改造としては、モハ3201施工され車体修繕工事挙げられる外板張替えによりウィンドウヘッダー埋め込まれた他、正面窓がHゴム固定化されたため、本工事施工されなかったクハ1001とは形態差異生じていた。その他、前照灯シールドビーム化、客用扉の鋼製化、側窓のアルミサッシ化等が施工されクハ1001のみ戸袋窓のHゴム固定化行われた。なお、他形式両側妻面貫通化を施工される中、本グループのみは廃車まで片側貫通構造のまま存置されたことも特徴であったまた、モハ3201晩年台車交換が行われ、鋳鋼組立釣り合い式台車の住友金属工業KS-30Lに換装されている。

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