モハ31形・41形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:46 UTC 版)
「蒲原鉄道の車両形式」の記事における「モハ31形・41形」の解説
モハ31・41 詳細は「蒲原鉄道モハ31形電車」を参照 モハ31は1952年(昭和27年)10月に、モハ41は1954年(昭和29年)5月に、いずれも蒲原鉄道村松車庫内において東京電機工業の出張工事によって新製された。前述のように、モハ31はデ101の、モハ41はモハ13の主要機器を流用して製造され、名義上はモハ31はデ1の、モハ41はモハ13のそれぞれ改造名義で竣功している。 車体は2両とも同一形状であり、全長15,150mmの半鋼製車体に、片側2箇所950mm幅の片開客用扉を備え、窓配置はdD(1)10(1)D1(d:乗務員扉、D:客用扉、数値は側窓の枚数、カッコ内は戸袋窓)である。前面形状は緩い弧を描く平妻形状ながら、当時の流行である湘南型デザインを取り入れた2枚窓構造となっている点が特徴である。車内設備はモハ31がロングシート仕様であったのに対し、モハ41においてはボックスシート仕様であった点が異なるが、モハ41は1963年(昭和38年)6月に西武所沢工場において車体延長改造・3扉車体化が施工され、同時に座席のロングシート化が行われた。 モハ31・41とも1978年(昭和53年)7月にワンマン運転対応化改造を受け、1985年(昭和60年)4月の路線縮小後も残存した。モハ41については収容力の大きさから路線縮小後の蒲原鉄道線における主力車両として運用され、2両とも全線廃止まで在籍した。
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