ミネルヴァスXI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/09 02:10 UTC 版)
「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ」の記事における「ミネルヴァスXI」の解説
POWER - 7、ATTACK - 9、DEFENCE - 7、SPEED - 3 ゲルマンドイツ連邦のギガンティック。 コクピットは胸部に上下に重なって設置されており、正面投影面積を減らすために搭乗者が仰向きになり、頭部をモニターで覆う形式をとっている。 異様に大きい両腕と長い脚部、そして前後への起伏がないその駆体構造は変形を可能とするためであり、普段は「人型形態(イモータル・モード)」だが、上半身の反転と右腕の砲塔化によって「砲台形態(カノーネ・モード)」へと変形することが出来る。これは軍部の超長距離戦闘における圧倒的破壊力という要求(ヨーロッパ各国で開発されていた長距離戦可能な躯体への対抗)と、そうした能力を有さないOXIIアテナの間の矛盾を解決するための策であり、変形によってナーヴケーブルを偏向、巨大砲の砲弾に延伸させることで要求能力の獲得に成功した。 出力と防御力の高い大型の駆体だが、引き換えに機動力は著しく低く、それは最早遅いというよりも移動機能の度外視と言っても過言ではなく(劇中でも一切移動していない)、典型的な高耐久力・一撃必殺型の能力を有する。砲台形態で放つナーヴケーブルを接続した銃碗「ゲヴェーア・アルム」は高い精度と共に凄まじい破壊力を誇る。また人型形態では腕から光弾「リュストゥング・ファイル」を放つことが可能で、これは近距離戦での迎撃武器の役割を果たす。また砲撃形態では人型をしていないため、OXIIの防御効果を得ることが出来ない。 パイロットやトランスレータがいつもゲルマンドイツ連邦に人体改造される、あるいは彼等が造った人造人間を選択させようとするため、パイロットやトランスレータの消耗が早く、所有国であるゲルマンドイツ連邦とも折り合いが悪い。 イタリアローマ共和国のウルカヌス1と遠距離決闘を続けていたが、その最中に両者の間でグリフィン6に勝利したディアーヌ7に対して、ウルカヌス1と共に不意打ちを仕掛けて破壊した(UNは誤射だと断定した)。ウルカヌス1側が軍上層部によって騙されたのに対し、こちらは搭乗者達が自覚し、自ら行っている。その後ルール変更による近距離戦闘で、砲台形態にてウルカヌス1を粉砕して勝利したが、パイロットは一時意識不明になった。しかし、次の対戦相手ジュピター2には砲台形態の攻撃でも全く歯が立たず、皮肉にも自らが粉砕したウルカヌス以上に徹底的に粉砕され、敗北した。 デザイン - 山根公利
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