マクラーレン・GT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 05:02 UTC 版)
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マクラーレン・GT P22GT |
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概要 | |
製造国 | ![]() |
販売期間 | 2019年- |
デザイン | ロバート・メルヴィル |
ボディ | |
乗車定員 | 2名 |
ボディタイプ | 2ドア クーペ |
エンジン位置 | ミッドシップ |
駆動方式 | 後輪駆動 |
プラットフォーム | MonoCell II-T カーボンファイバー製モノコック |
パワートレイン | |
エンジン | M840TE型 3,994 cc V型8気筒DOHC dual VVTツインターボ |
最高出力 | 620 PS (456 kW) / 7,000 rpm |
最大トルク | 64.2 kgf・m (630 N・m) / 5,500 - 6,500 rpm |
変速機 | 7速DCT |
前 | 前:ダブルウィッシュボーン 後:ダブルウィッシュボーン |
後 | 前:ダブルウィッシュボーン 後:ダブルウィッシュボーン |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,675 mm |
全長 | 4,685 mm |
全幅 | 1,925 mm |
全高 | 1,215 mm |
車両重量 | 1,530 kg (前後重量配分:42.5 / 57.5) |
その他 | |
WLTC燃費 Co2排出量 |
8.4 km/L 270 g/km |
タイヤサイズ | 前:225/35R20 後:295/30R21 |
マクラーレン・GT (McLaren GT) はイギリスの自動車メーカーのマクラーレンが製造・販売するグランドツアラーである[1]。
概要
マクラーレン・GTは2019年に発表された同社初のグランドツアラーである。マクラーレンが投資している「Track25」ビジネスプランの第4のニューモデルとなる。720Sと同じプラットフォームを採用し、荷室が大幅に拡大している。カーボンファイバー製コアを構造に高い強度をもたせたため、ガラス張りのCピラーとリアウォーターウィンドウをデザインに組み込むことが可能となった。後方の視界が広くなったことで、広いキャビンにたくさんの光が差し込む設計となっている。
仕様
エンジン
720Sに搭載されているM840T型から派生した4LのM840TE型90度V型8気筒DOHCツインターボエンジンを搭載している。このエンジンはM840T型よりも小型のツインスクロールターボを採用し、ピークパフォーマンスはスーパーシリーズより抑えられたものの、低回転域でのパフォーマンスとレスポンスが向上した。GTは最高出力620 PS (456 kW) / 7,000 rpm、最大トルク64.2 kgf・m (630 N・m) / 5,500 - 6,500 rpmを発揮する。
サスペンション
サスペンションシステムも720Sから派生している。フロントアクスルとリアアクスルにダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、プロアクティブダンピングコントロールと呼ばれるシャーシコントロール、アクティブダンピングを搭載している。
パフォーマンス
マクラーレンの公称値によるとGTの最高速度は326 km/hで[2]、0 - 100 km/hが3.2秒[3]、0 - 200 km/hが9秒、0 - 400 mが11秒。
インテリア

GTはフロントに150 L、リアに420 Lの収納を備えていて[4]、フルサイズのゴルフクラブを収納できる。ナッパレザーは標準装備だが、スコットランドのブリッジオブワイル製のレザーも選ぶことができ、将来的にはカシミアを選択できるオプションも追加される[5]。新しいコンフォートシートは肩パッドと背もたれのサポートが強化され、パイオニアモデルとラックスモデルには標準でシートヒーターが装備される。メーターパネルは、コンフォート、スポーツ、トラックのそれぞれのモードによって表示が変化し、センターコンソールの7インチタッチスクリーンも連動して変化する。
出典
- ^ “McLaren GT|製品概要”. マクラーレン-McLaren. 2024年5月27日閲覧。
- ^ “New GT|スペック”. マクラーレン-McLaren. 2024年5月27日閲覧。
- ^ “McLaren unveils GT Superlight” (英語). New Atlas (2019年5月16日). 2024年5月27日閲覧。
- ^ “New McLaren GT revealed – 611bhp grand tourer to rival Aston Martin and Ferrari” (英語). evo. 2024年5月27日閲覧。
- ^ “マクラーレン、新型スーパーカー『GT』発表…620馬力の軽量グランドツアラー”. レスポンス(Response.jp) (2019年5月16日). 2024年5月27日閲覧。
関連項目
外部リンク
タイプ | 1990年代 | 2000年代 | 2010年代 | 2020年代 | |||||||||||||||||||||||||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | |
アルティメットシリーズ | F1LM | ||||||||||||||||||||||||||||||
F1GTR | SLR・SM | P1 GTR | |||||||||||||||||||||||||||||
F1 | SLRマクラーレン | P1 | セナ | ||||||||||||||||||||||||||||
スーパーシリーズ | 675LT | ||||||||||||||||||||||||||||||
650S | 720S | 750S | |||||||||||||||||||||||||||||
MP4-12C | 625C | ||||||||||||||||||||||||||||||
アルトゥーラ | |||||||||||||||||||||||||||||||
スポーツシリーズ | 570S | ||||||||||||||||||||||||||||||
540C | |||||||||||||||||||||||||||||||
570GT | |||||||||||||||||||||||||||||||
600LT | |||||||||||||||||||||||||||||||
グランドツアラー | GT |
マクラーレンGT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:40 UTC 版)
「マクラーレン・オートモーティブ」の記事における「マクラーレンGT」の解説
マクラーレンGTは、マクラーレン・オートモーティブにおける GTレース活動のために設立され、マクラーレンGTレース車の開発から製造までを担っている。この部門は現在、720SGT3 および 570S GT4の設計、開発、製造を担当。 最初に開発された車は、2011年に発表された MP4-12C GT3であり、 開発年を経て、2012年にはヨーロッパ全土でレースを行うために25の例が顧客に届けられた。デビューシーズンには、13のマクラーレンGT顧客チームが14カ国を訪れ、FIA GT1世界選手権、ブランパン耐久シリーズ、バルセロナ24時間、英国GT、シティチャレンジバク、FFSAフレンチGT、GTカップにて、計19回のレースで勝利を収めた。 計19のマクラーレンGTカスタマーチームが2013年シーズンに参戦し、世界15のチャンピオンシップで、108のレースに参戦。チームはトータル 27のポールポジション、23の勝利、さらに39の表彰台フィニッシュと3つのチャンピオンシップタイトルを獲得した。 大成功を収めた2013年のシーズン以降、マクラーレンGTは、北米でのピレリ・ワールド・チャレンジ・チャンピオンシップにおいて、12C GT3カーがデビューを果たし、カスタマーサポートを拡大した。 およそ15台の650S GT3 が、2015年のレースシーズン中にデビューを果たし、数々の勝利を収めた。とりわけマクラーレンGTカスタマーレーシングチームのフォン・ライアン・レーシングは、シルバーストンでのブランパン耐久シリーズで勝利を収め、デビュー戦シーズンの650SGT3でブランパン耐久シリーズの最初の勝利を記録した。 650S GT3は2016年の主要なGTカーであった。同年2月、オーストラリアのチームTekno Autosportsは、オーストラリアのマウントパノラマサーキットで、ドライバーのアルヴァロ・パレンテ、シェーン・ヴァン・ギスベルゲン、ジョナサン・ウェブとともに2016年のリキモリーバサースト12時間を獲得。2016年のブランパンGTシリーズ耐久カップでは、イギリスのチーム’ガレージ59’が、ヴァン・ギスベルゲン、ロブ・ベル、コーム・レドガーのチームとともに、3 hours of Monza と1000kmのタイトル獲得を勝ち取った。
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