ツインスクロールターボ
タービンハウジングのスクロール室を、壁により2つに分けて、低速時(小排気流量)にはプライマリー側のみの通路を通して速度を増大させ、排気をタービンに当て、高速時(大排気流量)にはプライマリーとセカンダリ一両方の通路を通して排気をターピンに導き、排圧の増大を防ぐ。効率の点や排気の切り替えの問題など、現在はほとんど使われていない。
ツインスクロールターボ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 04:04 UTC 版)
ツインスクロールターボ (英語: twin scroll turbo) とは排気通路に特徴のあるターボチャージャー(過給機)で、エキゾーストマニホールドからタービンハウジングへの流路が2つに分割されたものを指す。
- ^ “ターボチャージャーの仕組み”. グーネット. 2023年7月9日閲覧。 “タービンハウジングへの排気通路の断面積をA、排気通路の中心からタービンの中心までの距離をRとして、AをRで割った値をエイバイアール(A/R)という。”
- ^ S15型シルビアの純正のターボは、約2,000 rpmより作動し始め、約3,000 rpmで最大過給圧の約0.7 kg/cm2に達する。 BL5/BP5型レガシィでは、約1,500 rpmより作動し始め、1,500 - 2,000 rpmで0.4 kg/cm2程度、約2,000 rpmを超えると最大過給圧の約0.8 kg/cm2に達する。
- ^ タービン軸に対し、直角方向にスクロールを分割。ターボ出口側をプライマリースクロール、コンプレッサ-側をセカンダリースクロールとし、セカンダリー側にバルブを設けている。
- ^ a b 『自動車技術ハンドブック<設計(パワートレイン)編>』社団法人 自動車技術会、103頁。
- ^ GP企画センター 編『マツダ・ロータリーエンジンの歴史』グランプリ出版、2003年、123-126頁。ISBN 4-87687-242-2。
- ^ a b “トヨタ自動車75年史「技術開発・エンジン”. 2014年7月29日閲覧。
- ^ 『ポスト新長期排出ガス規制適合車第一弾 最高の燃費性能とトップクラスの環境対応力を兼ね備えた大型トラック「新型スーパーグレート」を新発売~次世代を担う新開発大型エンジン「6R10」とBlueTecシステムを搭載~』(プレスリリース)三菱ふそうトラック・バス、2010年4月22日 。2018年5月21日閲覧。
- 1 ツインスクロールターボとは
- 2 ツインスクロールターボの概要
- 3 概要
- 4 利点
- 5 関連項目
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