ホワイト企業化を推進
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 01:24 UTC 版)
地域社会への奉仕活動を通じて統率力や指導力が身に付き、人に対して良い影響を与えられていると自負し始めた2013年。たまたま出席した「社風考察セミナー」で配布された従業員満足度調査を持ち帰り実施したところ、低評価が判明。社風が最悪であることを知ると同時に、人に悪い影響を与え、他責・先送り・依存している自分自身に気がついた。 翌日より、社内の風土改革に着手した。「トップの器以上に組織は大きくならない、まずはできることから始めよう」と、自らが社内のトイレ掃除から開始した。次に、ノー残業デーを導入し、残業時間や休日出勤日数の低減に努めるようにした。そして女性従業員を積極的に採用し、子育て中の社員が子供を連れて安心して出勤できる「カンガルー出勤」を実施。翌年、女性管理職が誕生すると、さらに環境は整備され、キッズスペースの確保、チャイルドマインダーを取得したスタッフによる支援など、男性中心の建設業という枠組みを取り払うことに成功。2014年には7名だった女性社員数も、2019年には35名と5倍に増加し、女性社員比率は過半数を超えるようになった。 2015年、岐阜青年会議所 副理事長に就任すると、社内でも就業規則を見直すなど、働き方改革に着手。多様性のある働き方を尊重した制度を積極的に取り入れ、生産的な雇用環境の整備に取り組んだ。 2016年、日本全体の社会課題解決を目指し、日本青年会議所へ出向。次世代グループ トップランナー委員会 委員⾧として、「JC地域創生投資」「地方創生連携協定」などの企画を立案、国家的課題と社会的課題の解決に奔走した。他にも、内閣府 男女共同参画推進連携会議では「女性活躍サミット」を、厚生労働省 働き方改革ノウハウ獲得検討委員会では「ダイバシティ&インクルージョン」~働き方改革のすすめ~の企画を立案、実行した。 2017年に、厚生労働省 過重労働解消検討委員会で働き方改革を全国に拡めるための活動を展開すると、三承工業も働き方改革推進認定企業事務所(厚生労働省)、子育て支援エクセレント認定企業(岐阜県)、男女共同参画優良事業者(岐阜市)に認定されるなど、ホワイト企業として周知されることとなる。
※この「ホワイト企業化を推進」の解説は、「西岡徹人」の解説の一部です。
「ホワイト企業化を推進」を含む「西岡徹人」の記事については、「西岡徹人」の概要を参照ください。
- ホワイト企業化を推進のページへのリンク