ピエール・コリンズとは? わかりやすく解説

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トム・コリンズ

(ピエール・コリンズ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/08 08:04 UTC 版)

トム・コリンズ
基本情報
種別 ロングドリンク
作成技法 シェイク
無色、白色
グラス コリンズ・グラス
アルコール度数
度数
13度[1] - 16度[2]
レシピの一例
ベース ジン
装飾材料 レモン・スライス、マラスキーノ・チェリー
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トム・コリンズ (Tom Collins) は、ジンベースのカクテルの一種で、冷たいタイプのロングドリンクである。

由来

19世紀半ば、イギリスロンドンコンデュイット・ストリート英語版にあった「リマーズ・コーナー」のバーテンダー・ジョン・コリンズがオランダ・ジン(イェネーバ英語版、ジュネヴァ・ジン)を用いて作った「ジョン・コリンズ」というカクテルが元祖である[3][4][5]

ベースとなるジンをイェネーバからイギリス産のオールド・トム・ジンに替えてから、「トム・コリンズ」と呼ばれるようになった[3][4][5][6]

1960年代にオールド・トム・ジンが終売になった以降は、ドライ・ジン(ロンドン・ジン)をベースとして作るのが一般的である[5][7]

標準的なレシピ

作り方

  1. シェイカーにジン、レモンジュース、砂糖と氷を入れ、シェイクする。
  2. 上記を氷を入れたコリンズ・グラス(通常のロングドリンクに使われるのは8オンスタンブラーだが、10オンス〜14オンス入る、より背が高く細長いグラス)に注ぎ、炭酸水を加え、軽くステアする。
  3. カクテルピックに刺したレモン・スライスとマラスキーノ・チェリーを飾る。

備考

現在ではオールド・トム・ジンの代わりにドライ・ジンを使うことが多い。このため、「ジン・フィズ」と材料や作り方はほとんど同じとなった(使うグラス(コリンズグラス)や飾りのフルーツが違う)。

バリエーション

ジョン・コリンズ[8]
ジンをウイスキーに替えたもの。
カーネル・コリンズ(Colonel Collins)[9]
ジンをバーボン・ウィスキーに替えたもの。
サンデイ・コリンズ(Sandy Collins)[10]
ジンをスコッチ・ウィスキーに替えたもの。
マイケル・コリンズ(Michael Collins)[7]
ジンをアイリッシュ・ウィスキーに替えたもの。マイク・コリンズ(Mike Collins)と呼ばれることもある[9]
キャプテン・コリンズ(Captain Collins)[9]
ジンをカナディアン・ウイスキーに替えたもの。
ペドロ・コリンズ(Pedro Collins)[7][9][10]
ジンをラム酒(ダーク・ラム)に替えたもの。ラム・コリンズと呼ばれることもある。
ピエール・コリンズ(Pierre Collins)[7][9]
ジンをコニャックに替えたもの。
ジョー・コリンズ(Joe Collins)[10][9]
ジンをウォッカに替えたもの。ウォッカ・コリンズと呼ばれることもある。
ルーベン・コリンズ(Ruben Collins)[10]
ジンをテキーラに替えたもの。ペピート・コリンズ(Pepito Collins)、ホセ・コリンズ(José Collins)と呼ばれることもある[9]
ジャック・コリンズ(Jack Collins)[9]
ジンをアップルジャックに替えたもの。

出典

  1. ^ 稲 保幸 著 『色でひけるカクテル』p.164 大泉書店 2003年12月18日発行 ISBN 4-278-03752-X
  2. ^ YYT project 編 『おうちでカクテル』p.138 池田書店 2007年2月20日発行 ISBN 978-4-262-12918-1
  3. ^ a b トム・コリンズ”. サントリー. 2019年3月8日閲覧。
  4. ^ a b 朱鷺田祐介「トム・コリンズ」『酒の伝説』新紀元社、2012年。ISBN 978-4775306970 
  5. ^ a b c 斎藤都斗武、佐藤淳『カクテルの図鑑』マイナビ出版、2013年、43頁。 ISBN 9784839946234 
  6. ^ 中村健二『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、127頁。 ISBN 9784072743935 
  7. ^ a b c d Andrew Smith (2013). The Oxford Encyclopedia of Food and Drink in America. 第1巻. OUP USA. p. 449. ISBN 9780199734962 
  8. ^ 中村健二『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、46頁。 ISBN 9784072743935 
  9. ^ a b c d e f g h Simon Difford (2008). Cocktails: Over 2250 Cocktails. diffordsguide. p. 104. ISBN 9780955627606 
  10. ^ a b c d チャールズ・シューマン 著、福西英三訳、松本みどり 訳『シューマンズ バー ブック』(新装版)河出書房新社、2018年、200頁。 ISBN 978-4309279213 

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、トム・コリンズに関するカテゴリがあります。


ピエール・コリンズ(Pierre Collins)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 06:29 UTC 版)

トム・コリンズ」の記事における「ピエール・コリンズ(Pierre Collins)」の解説

ジンコニャック替えたもの。

※この「ピエール・コリンズ(Pierre Collins)」の解説は、「トム・コリンズ」の解説の一部です。
「ピエール・コリンズ(Pierre Collins)」を含む「トム・コリンズ」の記事については、「トム・コリンズ」の概要を参照ください。

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