ドラマの流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 07:39 UTC 版)
基本的には「物語の序盤で霧山が興味を持った時効事件の真相を一話かけて解明する」という毎回完結形式である。各話で取り上げられる事件に相互の関連はないが、人物やキャラクターの関連した登場は見られる。 刑事ドラマとしてのスタイルはコメディーでありながら倒叙物に近い形式(犯人自体はたいてい予告編で次回のゲストとして紹介される人物の役柄だったり、アリバイや証拠不十分で逮捕されなかった事件発生当時の容疑者だったりと、ほとんど明かされている状態)。犯人であると着目する理由としては、霧山は人の動作を見て判断している(便秘である・髪型が変わる・雨が降り出す・メガネが曇る等)が、その観点は独自性が強い。 物語の中には随所に視聴者の笑いを誘う要素がでたらめとも言えるほどに散りばめられており、その中にはちょっとした伏線が含まれていることもあるので、細部まで見逃せないものとなっている(この手法は同局の『TRICK』でも使われている)。また、パロディやもじり、昔の映画などを彷彿とさせる表現も多く、この点でも『TRICK』と共通している。ゲストキャラの回想シーンに学生時代が登場する場合、通常若手俳優が演じるところをゲスト当人が演じている。 登場人物のほとんどが独特のノリを持っており、奇抜な言動・行動が多い。なお、ヒロインの三日月はツッコミを受け持つことが多く、レギュラーの中では最も常識家で正常な感性の持ち主として設定されているが、それでも若干前のめりで騒々しい(名前と正反対であると本人も自認)女性として描かれ、演じる麻生はDVD特典映像(「帰ってきた」2巻)の中で「この番組に出るまでは、もっと神秘的なイメージの女優だった」と冗談まじりに語っている。また回を重ねるごとにキャラクターが崩壊するレギュラーメンバーも多い。 番組自体はハイビジョンで製作されているため、基本的にアスペクト比は16:9(ただしHOMEなどの一部地域では超額縁放送)であるが、過去の事件のあらましを振り返るシーンのみは4:3となっていたが、第3シリーズでは全て16:9に変更された。
※この「ドラマの流れ」の解説は、「時効警察」の解説の一部です。
「ドラマの流れ」を含む「時効警察」の記事については、「時効警察」の概要を参照ください。
- ドラマの流れのページへのリンク