トリンダージ島事件とは? わかりやすく解説

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トリンダージ島事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:02 UTC 版)

未確認飛行物体」の記事における「トリンダージ島事件」の解説

pt:Caso da Ilha da Trindade」も参照 1957年12月から翌年1月にかけて、ブラジル海軍国際地球観測年向けて観測基地南大西洋に浮かぶマルティン・ヴァス諸島のトリンダージ島に設営する際に、数回にわたり観測隊員島民円盤型飛行物体や光を目撃したとされる伝達情報日本UFO愛好家の間では昔からあった有名な話であり、たびたび出版されている。出版物などで同島を「トリニダーデ島」と呼ぶが、正しい名称は「トリンダージ島」(Trindade、ポルトガル語であり綴り異なる)である。トリニダーデ島(Trinidad元来スペイン語)とはカリブ海にあるトリニダード・トバゴの島であるので、誤訳といえる超常現象としてのUFOの話にはこのような誤訳が多い。 この話はブラジル国内ではほとんど知られていないが、他国では書籍写真通して有名である。同島はブラジル東南部エスピリトサント州の沖にあり、本土から1200キロメートル以上離れている。居住島民はおらず海軍駐在所科学研究員の宿泊施設がある。 1958年1月1日ブラジル海軍長官観測隊員が同島周辺飛行する光体目撃したとされた。同月15日16日には海軍練習船アウミランチ・サウダーニャ号(Almirante Saldanha )が観測船として同島に接近したときに円盤型飛行物体出現したとされる。ただし、この目撃例地球観測年だけのもので翌年以降はない。また、公認UFO写真」という有名な写真海外雑誌出版されたが、ブラジル海軍遭遇認めていないので「公認」の写真ではない。 写真写っている物体湿った大気中を飛んでヴェイパー包まれ飛行機という意見もあり、ツインボナンザという機種似ている研究されたが、特定されてはいない。写真は4連続写真であり、一枚目飛行機側面から、二枚目以降正面からとられたものと推測されている。一枚目はぼんやりと土星型に写っているが、二枚目以降はもっとはっきりとした円盤型写っている。それが水蒸気包まれ双発プロペラ機正面から見た形に似ている指摘する研究者もいる。しかし最近デジタル化した写真分析により、二重露出物体写したものとい意見説得力をもっている。 写真公表したのは海軍ではなく、同行したカメラマンであるアルミロ・バラウーナ(Barauna)であった彼にトリック写真作る技術があり、この事件以前にも偽UFO写真撮ってUFO追いかけられた」というジョーク記事書いたことがある。この件も面白そうな形に写った飛行機写真思わせぶり見せただけだと考えられるが、結果として国外では大変有名になってしまった。ブラジル最大新聞「オ・グローボ(ポルトガル語版)」は、バラウーナのいたずら結論付けた

※この「トリンダージ島事件」の解説は、「未確認飛行物体」の解説の一部です。
「トリンダージ島事件」を含む「未確認飛行物体」の記事については、「未確認飛行物体」の概要を参照ください。

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