トリエステ自由地域とは? わかりやすく解説

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トリエステ自由地域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 07:16 UTC 版)

トリエステ自由地域(トリエステじゆうちいき、イタリア語: Territorio libero di Triesteスロベニア語: Svobodno tržaško ozemljeクロアチア語: Slobodni teritorij Trsta)は、第二次世界大戦後の1947年中央ヨーロッパにおける戦略的要衝であったトリエステ地域の帰属問題をとりあえず棚上げするために設置された地域である。イタリアユーゴスラビアの間に所在し、トリエステ市を含む北部地域(A地区)と、イストリア半島の一部を含む南部地域(B地区)で構成されていた。


  1. ^ Slovenia wins battle with Croatia over high seas access BBC News (2017年6月29日)
  2. ^ イタリアは1997年10月、スロベニアは2007年1月、クロアチアは2023年1月にシェンゲン協定を施行
  3. ^ イタリアは1997年1月(原加盟国)、スロベニアは2007年1月、クロアチアは2023年1月にユーロを導入


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トリエステ自由地域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 14:27 UTC 版)

トリエステ」の記事における「トリエステ自由地域」の解説

「トリエステ自由地域」も参照 第二次世界大戦後イタリアユーゴスラビアの間で、トリエステその周辺地域ヴェネツィア・ジュリア)がどちらに帰属するかの紛争発生した重要な港湾都市であるトリエステは、戦後東西対立前線となった1946年3月に、前イギリス首相チャーチルアメリカ合衆国行った鉄のカーテン演説フルトン演説)は、のちに冷戦呼ばれる緊張状態はじまり表現したものとして知られているが、この都市の名が次のように言及されている。 「 バルト海シュテッティンからアドリア海トリエステまで、ヨーロッパ大陸を横切る鉄のカーテン降ろされた。中部ヨーロッパ及び東ヨーロッパ歴史ある首都は、全てその向こうにある。 」 1947年2月トリエステその周辺地域領土問題棚上げされ、トリエステ自由地域として国際連合管理下に置くこととされた。自由地域内は「モーガン・ライン(モーガン線)」で分割され北部Zone Aは連合国側が、南部Zone Bはユーゴスラビア分割占領することが決められた。トリエステ市はZone Aに含まれた。 1947年から1954年にかけて、Zone Aは連合国側軍事政府アメリカ=イギリス連合軍)が統治したZone Bは、おおよそムッジャからカポディストリア現在のコペル)までの海岸線からなるユーゴイストリア含まれていた。 ユーゴスラビア社会主義連邦共和国指導者チトーは、数度わたって Zone A に侵攻しトリエステ市の管理米英軍から無理矢理奪おうとした。これらの今や忘れ去られた小衝突は、冷戦時代のごく初期の戦いであった

※この「トリエステ自由地域」の解説は、「トリエステ」の解説の一部です。
「トリエステ自由地域」を含む「トリエステ」の記事については、「トリエステ」の概要を参照ください。

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