トラ貧コンビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/08 07:57 UTC 版)
「妖怪始末人トラウマ!!」の記事における「トラ貧コンビ」の解説
本作の主人公である2人組。ろくな仕事を回してもらえずにいつも困窮しているが、貧乏生活を楽しむ知恵には長けており、周囲の目をよそに本人たちは極めて楽天的。実力がけっして高くない主人公たちが、知恵と機転と運とハッタリで凶悪妖怪を退治するのが本作の醍醐味である。 虎馬猫太郎(とらうま ねこたろう) 7歳の妖怪始末人。通称「トラウマ」または「トラちゃん」。外見は、制服に学帽とランドセル姿の小柄な少年。始末人としてのランクは最下級である「ヒラ始末人」。 もとは普通の小学生だったのだが、ふとしたきっかけで「妖怪始末人ギルド」を発見してしまい、強制的に始末人とされた。この時に、両親を含むかつての関係者の記憶は全て改変されてしまったため、人間の世界に戻る術は残されていない。 「打出の小槌」や「仙人魂」といったアイテムの力でそこそこ(仙人魂を得てからは上級並の)攻撃力はあるものの、防御力は極めて低い。 生活に苦労しており、7歳にしてすでに人生の空しさを悟ったかのような発言もよくする。『妖怪始末人トラ・貧!!』では座敷童子の童子とコンビを組んだことで経済状況が劇的に改善するが、お金があることが自分たちにとっての幸福には繋がらないと気づき、童子を連れて貧乏神との共同生活に戻っている。貧乏神との掛け合いでは、主にツッコミ役。 貧乏神(びんぼうがみ) 通称はそのまま「貧乏神」。外見はみすぼらしい老人で、むくんだ大きな顔が特徴的。 一応神様であるが、嘱託メンバーとしてギルドに入り浸っていたところをトラウマと出会い、コンビを組んで共に生活している。 貧乏神という名前の通り、本業ではエキスパートであって、彼が標的の家に住み着くとどんな大金持ちでも半年で一文無しになってしまう。 表情は一切変わらない不気味な風貌だが、やや皮肉屋なトラウマに対して、お人好しで良くも悪くも「ごく普通の人間」的な人格。 クイズが趣味で、つまらないギャグをよく飛ばす。金持ちを夢見て様々な金儲けを企むが、上手く行ったためしがない。 貧乏な上に不精で風呂嫌いなため、その身体は恐ろしく不潔。戦闘ではその不潔さを武器として「アブラ足」「フケ嵐」「三年青タン」等の技を駆使するが、妖怪にはめったに効かず、戦闘力はトラウマ以下。ただし、妖力関係なしの通常戦闘においては、普段バカにされているこれらの技が圧倒的な破壊力を発揮するため、この場合はトラウマとの力関係が逆転する。筆ご神との戦闘においては、この特性を活かして大活躍し、シリーズほぼ唯一ともいえる大金星を挙げた(『妖怪始末人トラウマ館』参照)。 「オカマとアンモニアが大嫌い」(本人談)だが、なぜかオカマによくモテる。トラウマとの掛け合いでは、主にボケ役。
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