トゴン・テムルとは? わかりやすく解説

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トゴン・テムル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 11:10 UTC 版)

トゴン・テムルモンゴル語ᠲᠤᠭᠤᠨᠲᠡᠮᠤᠷ, ラテン文字転写: Toγon Temür)は、モンゴル帝国の第15代カアンとしては第11代皇帝)。廟号恵宗であるが、による追である順帝の名称が用いられることが多い。『元史』順帝紀などでは妥懽帖睦爾代以降は托歓特穆爾と記される。尊号はウカアト・カアン(中期音、モンゴル語ᠤᠬᠠᠭᠠᠲᠤ ᠬᠠᠭᠠᠨ, ラテン文字転写: Uqaγatu Qa'an、近現代音ではオハート・ハーン)で、『蒙古源流』『アルタン・ハーン伝』等ではオハート・トゴン・テムル・ハーン(Uqaγatu Toγan Temür Qaγan)、トガン・テムル・ウハート・ハーン(Toγan Temür Uqaγatu Qaγan)と呼ばれている[1]


注釈

  1. ^ 例えば、エセン・ハーンダヤン・ハーンはそれぞれ明に対して「大元天聖大可汗」、「大元大可汗」と称したと伝えられている[2]

出典

  1. ^ 吉田 1998, pp. 113, 220
  2. ^ 森川 2008, pp. 66–69
  3. ^ 森川 2008, pp. 77–78
  4. ^ 岡田 2010, p. 188
  5. ^ a b c d e 新元史』巻二十三 本紀第二十六 恵宗一
  6. ^ ドーソン 1971, pp. 193–198
  7. ^ ドーソン 1971, pp. 201–203
  8. ^ 宮 2018, pp. 392–395
  9. ^   (フランス語) Voyages (Ibn Battuta, Sanguinetti)/Asie du Sud-Est, ウィキソースより閲覧。 
  10. ^ 新元史』巻二十四 本紀第二十四 恵宗二
  11. ^ 新元史』巻二十五 本紀第二十五 恵宗三
  12. ^ a b c d 新元史』巻二十六 本紀第二十六 恵宗四
  13. ^ 『元史』巻114列伝1后妃伝


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