ダライスン・ゴデン・ハーンとは? わかりやすく解説

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ダライスン・ゴデン・ハーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 05:04 UTC 版)

ダライスン・ゴデン・ハーンモンゴル語:Дарайсүн гүдэн хаан、英語:Daraisung Guden Khan、1520年 - 1557年)は、モンゴル帝国の皇帝(ハーン)であり、チャハル・トゥメンの当主である。ボディ・アラク・ハーンの長男。


  1. ^ 蒙古源流』では「甲辰の年(1544年)」としているが、次の「二十九歳の戊申の年(1548年)」と合わないため、和田清が独訳本に従って修正したように(『東亜史研究(蒙古篇)』p522)、庚辰の年(1520年)とする。《岡田 2004,p243》 なお、1516年や1519年という説もある。
  2. ^ 岡田 2004,p243-244
  3. ^ 宮脇 2002,p154
  4. ^ 『蒙古源流』には「(ダライスン・ゴデン・)ハーンはアルタンにシタウ・ハン(sitau qan)の称号を与えて」とあり、『アルタン・ハーン伝』には「アルタン・ハーンにソート(suu tu)の称号を賜わった」とある。岡田英弘はこれを「元代以来の名誉ある称号司徒」と訳したが、吉田順一はこれに疑問を抱き、且つ『蒙古源流』の記述(ダライスン→アルタン)よりも、『アルタン・ハーン伝』の記述(ボディ・アラク→アルタン)の方が正しいとしている。《吉田 1998,p263-264》
  5. ^ 岡田 2004,p244
  6. ^ 岡田 2004,p243-244
  7. ^ 岡田 2004,p244


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ダライスン・ゴデン・ハーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 06:21 UTC 版)

チャハル」の記事における「ダライスン・ゴデン・ハーン」の解説

1547年ボディ・アラク・ハーン亡くなると、その長男ダライスン・ハーンは、アルタン・ハーン圧迫避けてチャハル部およびハルハ部一部引き連れて大興安嶺山脈東側移動し遼河の上流域遊牧地を移した1551年、ダライスン・ハーンはアルタン・ハーン和睦し八白室(ナイマン・チャガン・ゲル:チンギス・カン廟)の神前正式にハーン即位することができ、ダライスン・ゴデン・ハーンとなった。ダライスン・ゴデン・ハーンはその代償として、元代以来名誉ある称号司徒」をアルタン授けアルタン・ハーンが「ゲゲン・ハーン」と称することを承認した

※この「ダライスン・ゴデン・ハーン」の解説は、「チャハル」の解説の一部です。
「ダライスン・ゴデン・ハーン」を含む「チャハル」の記事については、「チャハル」の概要を参照ください。

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