トウゴマとは? わかりやすく解説

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とう‐ごま〔タウ‐〕【唐独楽】

読み方:とうごま

6〜9センチ竹筒の上下を板でふさぎ、竹の心棒通したこま。胴に穴があり、回転すると風が入って鳴る。ごんごん独楽


とう‐ごま〔タウ‐〕【唐×胡麻】

読み方:とうごま

トウダイグサ科一年草。高さ数メートルになり、盾形手のひら状に裂ける。秋、柄の上部に雌花を、下部雄花をつける。実はとげをもち、種子楕円形つやがあるインドまたは北アフリカ原産といわれ、種子からひまし油をとるために栽培。からえ。ひま。

唐胡麻の画像

唐独楽

読み方:トウゴマ(tougoma)

独楽一種


トウゴマ

トウゴマ
科名 トウダイグサ科
別名: ヒマ
生薬名: ヒマシ蓖麻子
漢字表記 唐胡麻
原産 熱帯東アフリカ
用途 ヒマ呼び下剤利用されるヒマシ油をとる植物です。機械類潤滑油として利用されていた。特に、戦時中飛行機潤滑油のために栽培されました。
学名: Ricinus communis L.
   

唐胡麻

読み方:トウゴマ(tougoma), トウノゴマ(tounogoma)

トウダイグサ科一年草園芸植物薬用植物

学名 Ricinus communis


〓麻

読み方:トウゴマ(tougoma)

熱帯アフリカ原産、高さ二、三メートルになる一年草ヒマシ油をとる

季節

分類 植物


唐独楽

読み方:トウゴマ(tougoma)

タケの筒に細工をして、回りながら音響発するように作ったコマ

季節 新年

分類 人事


唐胡麻

読み方:トウゴマ(tougoma)

熱帯アフリカ原産、高さ二、三メートルになる一年草ヒマシ油をとる

季節

分類 植物


トウゴマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/29 09:04 UTC 版)

トウゴマ
トウゴマ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
: キントラノオ目 Malpighiales
: トウダイグサ科 Euphorbiaceae
: トウゴマ属 Ricinus
: トウゴマ R. communis
学名
Ricinus communis L.
和名
トウゴマ(唐胡麻)
英名
Castor bean

トウゴマ(唐胡麻、学名Ricinus communis)は、トウダイグサ科トウゴマ属の多年草。別名、ヒマ(蓖麻)[1]

種子から得られる油はひまし油(蓖麻子油)として広く使われており、種にはリシン (ricin) というタンパク質がある[2]

属名の Ricinusラテン語ダニを意味しており、その名のとおり果実は模様と出っ張りのため、ダニに似ている。トウゴマは栽培品種が多くあり、その植生形態は個体によって大きく変化し、あるものは多年生で小さな木になるが、あるものは非常に小さく一年生である。の形や色も多様であり、育種家によって分類され、観葉植物用に栽培されている。

リンネの『植物の種』(1753年) で記載された植物の一つである[3]

特徴

一属一種。原産は、東アフリカと考えられているが、現在では世界中に分布している。公園などの観葉植物として利用されることも多い。

種子は40-60%の分を含んでおり、主にリシノリン英語版などのトリグリセリドを多く含むほか、毒性アルカロイドリシニンも含む[4]

トウゴマの種は、紀元前4000年頃につくられたエジプトの墓所からも見つかっている。ヘロドトスや他のギリシャ人旅行者は、ひまし油を灯りや身体に塗る油として使用していたと記述している。インドでは紀元前2000年頃からひまし油を灯りや便秘薬として使用していたと記録されている。中国でも数世紀にわたって、内用・外用の医薬品として処方されている。日本では、ひまし油は日本薬局方に収録されており、下剤として使われる。ただし、猛毒であるリシンが含まれているため、使用の際は十分な注意が必要である。特に妊娠中や生理中の女性は使用してはならない。また、種子そのものを口にする行為はさらに危険であり、子供が誤食して重大事故が発生した例もある。

第二次世界大戦後には、長野県でトウゴマからポマードを製造していた記録がある[5]

生産

現在、トウゴマは世界で年間約100万トン生産されており、主な生産地はインド中国ブラジルである[6]。これらの国々では活発な生産計画が実施されている。

出典

  1. ^ トウゴマ - 農業・食品産業技術総合研究機構
  2. ^ トウゴマ - 日本薬学会
  3. ^ Linnaeus, Carolus (1753) (ラテン語). Species Plantarum. Holmia[Stockholm]: Laurentius Salvius. p. 1007. https://www.biodiversitylibrary.org/page/359028 
  4. ^ 聖書植物園について - 西南学院大学
  5. ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、493頁。ISBN 978-4-487-74410-7 
  6. ^ 世界のトウゴマ生産量 国別ランキング・推移 - Global Note

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