トウゴロウメダカ科
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トウゴロウメダカ科(Phallostethidae)はトウゴロウイワシ目に含まれる科の1つであり、東南アジアの淡水域あるい汽水域に生息する。
- ^ Allen, Gerald R. (1998). Paxton, J.R.. ed. Encyclopedia of Fishes. San Diego: Academic Press. pp. 156. ISBN 0-12-547665-5.
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- 2 トウゴロウメダカ科の概要
トウゴロウメダカ科
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「トウゴロウイワシ目」の記事における「トウゴロウメダカ科」の解説
トウゴロウメダカ科(Phallostethidae)は2亜科5属22種で構成される。すべての種類は側扁し、ほぼ透明な体をもつ。デンタテリナ亜科はトウゴロウイワシ科に含められることもあったが、現在ではいくつかの骨学的な特徴から、トウゴロウメダカ亜科と近い関係にあることが強く示唆されている。 デンタテリナ亜科(Dentatherininae)1属1種。西部太平洋の熱帯海域に分布する。デンタテリナ属 Dentatherina トウゴロウメダカ亜科(Phallostethidae)4属21種。フィリピンからタイ、スマトラ島にかけての淡水・汽水域に分布する。雄は頭の下に、「プリアピウム」(priapium)と呼ばれる非対称で複雑な構造をした交尾器官をもつことが大きな特徴である。これは雄の腹鰭の骨格が変形したもので、雌では1種を除き骨格自体が消失している。雄は交尾時に雌の体を固定するためにプリアピウムを用いる。「左利き(sinistral)」と呼ばれる雄ではプリアピウムが体の左側に開口し、肛門は右側に開く。「右利き(dextral)」の雄ではその逆で、ほとんどの種類では「左利き」「右利き」がほぼ同数いるが、どちらかに偏った種類もある。雌は交尾を通じて体内受精を行うが卵生で、微細な突起に覆われた受精卵を産卵する。体は側扁し、半透明から透明。小型の魚類で、体長は最大で3.7cmほどである。グラファルス属 Gulaphallus ネオステトゥス属 Neostethus トウゴロウメダカ属 Phallostethus フェナコステトゥス属 Phenacostethus
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