トウゴロウイワシ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/25 00:20 UTC 版)
「トウゴロウイワシ目」の記事における「トウゴロウイワシ科」の解説
トウゴロウイワシ科 Atherinidae は3亜科12属60種からなる。体長10cm未満の小型の魚類で、Atherinopsidae 科とは対照的にインド洋・西部太平洋など旧世界の海洋を中心に分布する。日本近海にもトウゴロウイワシ、ヤクシマイワシなど数種が生息する。2基の背鰭は広く離れ、胸鰭は高い位置にある。体はしばしば半透明で、銀色の縦縞をもつ。腹鰭の鰭条や後擬鎖骨の形態に特徴があり、分類形質として用いられる。 ヤクシマイワシ亜科(Atherinomorinae)5属22種。ほとんどはインド洋・太平洋に分布するが、一部は大西洋に生息する。ギンイソイワシ属 Hypoatherina ヤクシマイワシ属 Atherinomorus アレピドムス属 Alepidomus ステナテリナ属 Stenatherina テラムルス属 Teramulus クラテロケファルス亜科(Craterocephalinae)2属26種。ニューギニアとオーストラリアの淡水域に住む。クラテロケファルス属 Craterocephalus クィリクチス属 Quirichthys アテリナ亜科(Atherininae)5属12種。アテリナ属は地中海を含む東部大西洋に、残る4属はオーストラリアの淡水域に分布する。アテリナ属 Atherina アテリナソン属 Atherinason アテリノソマ属 Atherinosoma ケストラテリナ属 Kestratherina レプタテリナ属 Leptatherina
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