デビュー・活動開始とは? わかりやすく解説

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デビュー・活動開始

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/01 01:01 UTC 版)

ベッチ・カルヴァーリョ」の記事における「デビュー・活動開始」の解説

彼女は10代になると、学生間のコンサートなどで当時流行っていたボサノヴァを歌うようになった。つまりベッチ当初サンバではなくボサノヴァ歌手として活動開始した。ただし、これはごく当然の成り行きである。当時白人が歌うサンバ・カンサゥンもあったが、サンバ自体多く黒人由来音楽であるのに対しボサノヴァ中流家庭若者によって創られたものであったためである。 彼女は成長すると、カトリック大学PUC進学し国際関係学心理学専攻するかたわら1965年RCAレーベルから、マリオ・ジ・カストロ&アタイージ作“Namorinho”(ナモリーニョ)とホベルト・メネスカル&ホナルド・ボスコリ作“Por quem morreu de amor”(愛に死ぬ者によって)がカップリングされたデオダード編曲によるシングル盤デビューする翌年1966年には、オス・ガトスの“Aquele som dos Gatos”にコーラス参加。またこの時期には、黒人系のサンバにも関わるようになりネルソン・サルジェントやノカ・ダ・ポルテーラといったエスコーラ系サンビスタショーなどにも参加するようになった1967年、コンジュント3Dアルバム“Muito na onda”に参加した。これは彼女の歌大きくフィーチャーしたもの日本盤も再発売されている。 1968年には、彼女はEMIオデオン専属ソロ歌手として独立しその音楽活動決定的なものとなった同年ではブラジル次々と歌謡祭やフェスティバルブラジル多く開かれた当時Música nossa(ムジカ・ノッサ、僕らの音楽)と呼ばれるブラジル独自のアコースティックサウンドに回帰しようというムーブメントジャーナリスト、アルマンド・エンヒッキによって提唱されイパネマにあるサンタ・ホーザ劇場で“Musica Nossa O Som e o Tempo”(ムジカ・ノッサ、音とテンポ)というショーが行われたが、これが録音されレコード発売された。またダニーロ・カイーミ&エヂムンド・ソウト&パウリーニョ・タパジョス共作の曲“Andança”(アンダンサ、歩み軌跡)を第3回国際歌謡祭でエントリーし歌い、これが3位獲得。これが観客受けてコーラスグループゴールデン・ボーイズゲスト迎えて録音、翌1969年に同タイトルアルバム発売しTV Globo出演その後TV ExcelsiorTV RecordTV Tupiといったテレビ局番組出演し黒人サンビスタNelson Sargento(ネルソン・サルジェント)とも仕事するようになったこの頃には家族でチジューカ地区へと引っ越したため、次第黒人サンバ傾倒していく。なお、彼女が最初に出した69年アルバムは、まだサンバ歌っていないが、1973年の“Canto Por Um Novo Dia”では、多く黒人サンビスタの曲を取り上げ、すでに現在のサンバ歌手としてのベッチ垣間見ることができる。まず家から近かったSalgueiro(サルゲイロ)のコミュニティー手始めに、Estácio de Sá(エスタシオ)やMangueira(マンゲイラ)にも出入りするようになり、ネルソン・カヴァキーニョを師としてサンバ教わったそんな中1976年RCA移籍後出した“Mundo Melhor”(邦題すばらしき世界)が大ヒット黒人サンバ広く受け入れられるようになった。この作品は、78年日本でも発売され、後にCDでも再発されている。

※この「デビュー・活動開始」の解説は、「ベッチ・カルヴァーリョ」の解説の一部です。
「デビュー・活動開始」を含む「ベッチ・カルヴァーリョ」の記事については、「ベッチ・カルヴァーリョ」の概要を参照ください。

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