デジモンテイマーズにおけるインプモン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 04:26 UTC 版)
「インプモン」の記事における「デジモンテイマーズにおけるインプモン」の解説
担当声優は高橋広樹。リアルワールドを一人放浪している小悪魔型のデジモン。悪戯好きの性格で、人間と共にあるデジモン達を『飼われている』と軽蔑している。しかし、それはテイマー達といるデジモンへの羨ましさと自身が一人ぼっちでいる寂しさの裏返しであった。普段は悪ぶってはいるが、根は優しくお人好しなデジモン。 元はアイとマコトという二人の姉弟の下で暮らしていた(デジヴァイス(アーク)の存在は見られない為、正式なパートナーデジモンとは言えない状態)。ある日二人が些細なケンカを起こし、インプモンの腕を引っ張り合ってしまう。その時の痛みと戸惑いから、人間に対して不信感を持ってしまい、二人のもとを離れる。その後も時折アイとマコトを陰でこっそり見守っていたが、かつての出来事をフラッシュバックの如く思い出してしまい二人の元に戻る決心がなかなかつかなかった。また、自分を気にかけ心配しているレナモンには前述の性格上、そのことを指摘されると突っぱねることもしばしばあった。 第19話でデーヴァの一体、インダラモンに酷いダメージを負わされる。重傷の状態で下水道を彷徨っていた時に、同じくデーヴァであるチャツラモンに話を持ちかけられ、生まれ故郷であるデジタルワールドへと引き込まれた。その後、タカト達を倒す約束のもとスーツェーモンと契約を交わし、強大な力を与えられ究極体であるベルゼブモンに進化した。 進化後、暴走するバイク型マシーン「ベヒーモス」(本来なら搭乗した者の意識を乗っ取ってしまう代物)を乗りこなし、タカト達の前に立ち塞がる。説得を試みたレオモンを一撃の元、ロードしてしまう。彼の死によるタカトの激しい怒りはギルモンを「四大竜」の一角、メギドラモンに暗黒進化させてしまい暴走するが、戦いの中でマクラモン、ラピッドモンとタオモンの分身をロードし、それさえも圧倒する戦闘能力を見せつけた。その時点で、デーヴァもスーツェーモンも関係なく自ら悪魔になったことを自称。その後、ギルモンの真の究極進化形態であるデュークモンと接戦を繰り広げたが、ガードロモンの援護射撃に気を取られた隙を突かれ敗れる。そしてレオモン殺害を後悔し、インプモンへと退化しデジタルワールドに取り残されそうになるが、彼を気にかけていたレナモンの手によって共にリアルワールドに帰還する。 テイマーズの一行と共にリアルワールドへと戻った後は、アイとマコトの居場所を探ることになる。二人はデ・リーパーの侵略から避難する為、とうに元の住所から離れていたが、インプモンを想い彼のために書置きを残していた。それを手がかりとしてインプモンは捜索を続け、ついに二人と再会する。アイとマコトはインプモンとの再会を大いに喜んだが、インプモンはTVのニュースによってメガログラウモン、ラピッドモン、タオモンのピンチを知り、戦いへと身を投じる決意を固める。そんな彼にアイは頬に励ましのキスを、マコトは玩具の光線銃を戦力として託す。駆け付けたベルゼブモンにラピッドモンは戸惑い、メガログラウモンは敵意を向けるが、彼らに敵意を向けられようとも、自分を信じてくれるパートナーの為に戦う事を決めたベルゼブモンはメガログラウモン達を救出。タカト達と和解した後、最終決戦目前で負傷によってリタイアするまで共闘した。 マコトが託した単なる玩具に過ぎない光線銃は「ベルゼブモン:ブラストモード」への進化のきっかけとなった。以降は己が責任からデ・リーパーに囚われてしまった樹莉を救い出す為に尽力する。 デ・リーパーとの戦いで重傷を負ったインプモンに付き添うアイとマコトの前には、最後の別れの直前にテイマーの証として紫色のデジヴァイス(アーク)が現れた。 劇場版2作目『暴走デジモン特急』本編ではベルゼブモンの姿で登場。暴走するロコモンに対してベヒーモスで並走しながらベレンヘーナで攻撃するが通じず、逆に「ホイールグラインダー」を受け転倒してしまうが、その後はパラサイモンの群れに襲われた小春とロップモンの下にブラストモードで駆け付け二人を守った。ED映像ではインプモンの姿で登場し、人間やデジモン達と仲良くパーティーに参加している姿が見られた。 本作では終始味方のポジションとして登場した。
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