チャージャーズ時代
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「フィリップ・リバース」の記事における「チャージャーズ時代」の解説
プロ入りして最初の2シーズンは、ドリュー・ブリーズの控えQBを務めた。2004年は、ブリーズがカムバック賞に選ばれる活躍で、ブリーズ、ダグ・フルーティに次ぐ第3QBであった。2試合のみの出場で、チームがAFC西地区優勝を果たした後の最終週のカンザスシティ・チーフス戦の後半に初めてパスを投げた。 2005年、フルーティが解雇されて、第2QBに昇格した。最終週のデンバー・ブロンコス戦でブリーズが右肩を負傷したため、交代出場、パス22回中12回成功、1インターセプト、2ファンブルを喫し、チームは7-23で敗れた。シーズン終了後、ブリーズはフリーエージェントとなり、ニューオーリンズ・セインツと契約を結んだ。 2006年より先発QBを務めた。この年、彼はパス成功率62%、3388ヤード、22TD、9INTの好成績をおさめた。チームは14勝2敗でプレーオフのホームフィールドアドバンテージを獲得したが、プレーオフ初戦のディビジョナルプレーオフでニューイングランド・ペイトリオッツに21-24で敗れ、マーティ・ショッテンハイマーヘッドコーチは解任され、ノーブ・ターナーが後任のヘッドコーチとなった。 2007年には開幕4試合で1勝3敗となったが、11勝5敗で2年連続AFC西地区優勝を果たした。プレーオフでテネシー・タイタンズ、インディアナポリス・コルツを破り、チームに1994年以来となるプレーオフ勝利をもたらし、チームはAFCチャンピオンシップゲームに進出したが、レギュラーシーズンを無敗で終えた、ニューイングランド・ペイトリオッツに敗れてスーパーボウル出場は果たせなかった。 2008年、NFLトップの35TDパス、QBレイティング105.5の成績を残した。プレーオフではインディアナポリス・コルツを破った後、ピッツバーグ・スティーラーズとのディビジョナルプレーオフでは300ヤード以上を投げて、3タッチダウンパスをあげたが、QBサック4回、1インターセプトを喫し、24-35で敗れた。 2009年8月、6年9200万ドルの契約延長を果たした。この年4254ヤード、28TDパス、9INTの成績をあげて、2度目のプロボウルに選ばれた。チームは13勝3敗でAFC第2シードを獲得したが、ディビジョナルプレーオフでニューヨーク・ジェッツに14-17で敗れた。 2010年、NFLトップの4710ヤードを投げた。チームは3勝5敗のスロースタートとなり、9勝7敗でシーズンを終えた。プロボウルには4回目の選出で初めてプレーした。それまでの3回のプロボウルでは、負傷で2回欠場、前年のプロボウルは子どもの誕生により出場していなかった。 2011年もプロボウルに選出された。 2012年、第4週のカンザスシティ・チーフス戦で100戦連続先発出場を果たした。また、この試合で史上7番目の早さでパス25000ヤードを記録した。チームは7勝9敗で2003年以来の負け越しでシーズンを終えた。チームは3年連続でプレーオフ出場を逃し、ノーブ・ターナーヘッドコーチ、A・J・スミスゼネラルマネージャーは解任された。 過去2シーズンで35インターセプトを喫したリバースであったが、2013年、マイク・マッコイがヘッドコーチに就任し、新しいオフェンスシステムを導入、この年、リバースは、ダン・ファウツ以来チーム史上2人目となるパス30000ヤードを達成、最後の4試合を連勝し、AFC第6シードでプレーオフに進出した。この年パス成功率69.5%、4478ヤード、32タッチダウン、11インターセプトの成績をあげてカムバック賞に選ばれた。プレーオフではシンシナティ・ベンガルズを27-10で破ったが、デンバー・ブロンコスに17-24で敗れた。 2014年、第2週から第6週までの5試合全てでQBレイティング120以上の成績を残した。5試合連続120以上の成績を残したのは彼がNFL史上初の快挙であったが、12月には肋骨や背中の負傷もあり、月間のQBレイティングは、71.2にとどまり、これは2007年11月のQBレイティング68.8以来の低い数字であった。勝てばプレーオフ進出となる最終週の試合で7サックを浴びてチームは敗れた。6年連続パス4000ヤード以上となるパス4286ヤード、31タッチダウン、18インターセプトでチームのMVPに選ばれた。 2015年8月、4年8400万ドル(6500万ドルの補償つき)の契約延長を果たした。この年ダン・ファウツの作ったチーム記録にあと11ヤードに迫る4792ヤードを投げた。プロボウルに選出されたが、欠場した。 2016年、33タッチダウンパスを投げたが、リーグ最多の21インターセプト、パス成功率も60.4%に終わり、キャリアで2番目に悪いQBレイティング87,9でシーズンを終えた。チームは5勝11敗で2年連続地区最下位に終わった。 2017年、パス4515ヤード、28タッチダウン、10インターセプトの成績を残し、チームは9勝7敗で2014年以来となる勝ち越しでシーズンを終えた。 2018年、パス4308ヤード、32タッチダウン、12インターセプト、チームは12勝4敗で2013年以来となるプレーオフ出場を果たした。プレーオフではボルチモア・レイブンズに23-17で勝ったが、ニューイングランド・ペイトリオッツに28-41で敗れた。 2019年シーズン、チームは地区最下位に沈んだ。
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