チェック・サムとは? わかりやすく解説

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チェック‐サム【check sum】

読み方:ちぇっくさむ

データ転送正しくなされたことを調べ検出方法の一。いくつかのデータ列に分割しデータ列の数値の和であるチェックサムを同時に送信する受信側でも同様にデータ列の数値の和を求め、チェックサムと一致するかどうか調べることにより、転送エラー検出をする。


チェックサム

【英】check sum

チェックサムとは、データ信頼性検査するために算出した値のことである。

チェックサムを使った検査では、データ送り手側が決められ計算方法によって算出した値と、受け手側が同一計算方法によって算出した値が一致するかどうか調べる。これにより、データ信頼性の向上を図ることができる。

チェックサムは、通信データファイル内容などの検証用いられファイルにおいてはバージョンアップ時に想定しているファイルかどうかの確認手段として利用される場合がある。

簡単なチェックサムには、全データバイト単位で(桁あふれ無視して加算する計算方法がある。

なお、MD5SHA1ハッシュ値なども、広義のチェックサムの一つとして扱われることがあるまた、RFC1071では「インターネットチェックサムの計算」が公表されている。


参照リンク
Computing the Internet Checksum - (英文
ネットワーク接続のほかの用語一覧
接続方式:  TTY  ダウンストリーム  ダウンロード  チェックサム  VPI
検査方式:  誤り検出方式  誤りチェック

チェックサム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/23 09:07 UTC 版)

チェックサム(検査合計[1][2][3]: checksum)とは、ワード列の各ワードの総和を利用した誤り検出符号の一種である。他の誤り検出符号と比べて信頼性は低いものの、単純計算[注釈 1]で99.6%以上の検出率があるうえに計算が簡単であることから、簡易な誤り検出に用いられる。


注釈

  1. ^ 1オクテットの検査合計の場合28 − 1/280.996094、2オクテットなら216 − 1/2160.999985
  2. ^ もっとも、現在の暗号解読技術の前ではCRCやMD5はもはや「ちょっと高級なチェックサム」程度の信頼性しかないという意見もある[要出典]

出典

  1. ^ JIS X 9204:2004「高精細カラーディジタル標準画像 (XYZ/SCID)」日本産業標準調査会経済産業省)3節「定義」1項
  2. ^ JIS X 0008:1997「情報処理用語—セキュリティ」日本産業標準調査会経済産業省(旧)用語番号08.03.05
  3. ^ JIS TR X 0055:2002「インターネット利用者のための用語」日本産業標準調査会経済産業省(公布期間外)用語番号2.18


「チェックサム」の続きの解説一覧

チェックサム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 13:44 UTC 版)

ユーロ紙幣」の記事における「チェックサム」の解説

紙幣には1枚ずつに記番号記されている。この記番号末尾数字は1から9で表される検査数字であり、記番号次の規則満たすものとなっている。先頭文字アルファベット順番数字(L は12、M は13…、Z は26)に置き換えすべての数字の和を9で割ったときの余りが8となるようにされている。なおある数を9で割ったときの余り容易に確認するには、その数の各桁の数の和を求め、その和が2上であれば和が1になるまで各桁の数を足す計算繰り返し、和が1になればその数が求め余りとなる。 例として紙幣の記番号が Z10708476264 であれば、まずは Z を26考えたうえで残り番号の数を足していけばよい。つまり、26 + 1 + 0 + 7 + 0 + 8 + 4 + 7 + 6 + 2 + 6 + 4 = 71、 7 + 1 = 8 となり、規則満たすものとなっている。 記番号先頭文字別の法則置き換える異な余り得られることになる。例え先頭文字ASCII10進数数値とすれば記番号の数の和を9で割ると余りは0となる。 別の例として紙幣の記番号が Z10708476264 であればASCII コードで Z に割り当てられている10進数90であるから記番号は 9010708476264 に置き換えられる。この番号の各桁の数の和は 9 + 0 + 1 + 0 + 7 + 0 + 8 + 4 + 7 + 6 + 2 + 6 + 4 = 54 で、5 + 4 = 9 となるため、この記番号は9で割り切れ余りは0となる。

※この「チェックサム」の解説は、「ユーロ紙幣」の解説の一部です。
「チェックサム」を含む「ユーロ紙幣」の記事については、「ユーロ紙幣」の概要を参照ください。


チェックサム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 08:37 UTC 版)

16進ダンプ」の記事における「チェックサム」の解説

ホビーパソコン時代の紙の雑誌記事機械語プログラム掲載され場合のような16進ダンプコンピュータ手入力することを意図している場合、チェックサムバイトが各行末尾追加される。チェックサムには、行内全ての値の合計256割った余りという単純なものや、より高度なCRC使われる。このチェックサムは、ユーザーが行正しく入力したかどうか判断するのに使用される16進ダンプファイルフォーマットにはS-recordIntel HEX、Tektronix extended HEX英語版)など各種あるが、いずれも各行末尾同様のチェックサム値がついている

※この「チェックサム」の解説は、「16進ダンプ」の解説の一部です。
「チェックサム」を含む「16進ダンプ」の記事については、「16進ダンプ」の概要を参照ください。

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