ハミング‐ふごう〔‐フガウ〕【ハミング符号】
ハミングコード
【英】Hamming code
ハミングコードとは、誤り訂正符号の一つで、本来のデータに冗長な検査用ビットとして付加したものである。1950年に発表された。
ハミングコードにより、1ビットの誤りであれば検出と訂正ができ、2ビットの誤りであれば検出ができる。ハミングコードは、検査用ビット数をnとすると、2n - 1のビット数を持つ。すなわち、本来のデータのビット数は2n - 1 - nである。
4ビットのデータ(d0~d3)に対する3ビットのハミングコード(p0、p1、p2)の求め方は次の通りである。p0 = d0 xor d1 xor d3、p1 = d0 xor d2 xor d3、p2 = d1 xor d2 xor d3。
ハミングコードは、高速で高い信頼性を求められる用途にはあまり向かず、ECCメモリのような処理速度を要求されるが比較的エラーが起きにくい場面で使われる。
ちなみにハミングコードの名称は、情報工学者リチャード・ハミング(Richard Hamming)の名にちなんでいる。
ハミング符号
ハミング符号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 09:57 UTC 版)
ハミング符号は必ずしも巡回符号ではないが、ある種のハミング符号は巡回符号の定義を満たすことが知られている。この符号のことを特に 巡回ハミング符号 と呼ぶ。巡回ハミング符号の生成行列を生成多項式で表した場合、 G(x) は m次の原始多項式であることが知られている。
※この「ハミング符号」の解説は、「巡回符号」の解説の一部です。
「ハミング符号」を含む「巡回符号」の記事については、「巡回符号」の概要を参照ください。
- ハミング符号のページへのリンク