ダイエーグループ入り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:57 UTC 版)
本店である福島店は、創業の地である福島市荒町から移転後、長らく福島市大町にあったが、1973年(昭和48年)10月1日に福島駅前へ移転し、旧店舗の2倍以上に増床した。大町の店舗は移転後に閉鎖していたが、地元商店街からの要望もあり、翌1974年(昭和49年)6月に総合スーパー業態の「中合大町支店」として営業を再開し、愛称を「大町パルク」とした。 しかし、1973年から1974年にかけて発生した第1次オイルショックの影響に加え、駅前進出による建設費等の設備投資の返済、大町パルクの業績不振などで業績不振に陥ったため、1978年(昭和53年)に大手スーパーのダイエーと提携し、ダイエーグループ入りした。一説には、山一證券との仲介が関係していたとされる。 1984年(昭和59年)8月28日、「大町パルク」は赤字増大や店舗老朽化、周辺での再開発事業計画などにより閉店し、店舗の建物は閉店後に解体された。 1998年(平成10年)3月、福島店に隣接する平和ビル(旧「山田百貨店」と「福島ビブレ」跡地)に出店し「中合福島店二番館」として増床した。 中合は2005年12月1日、北海道函館市の棒二森屋と青森県八戸市の三春屋を運営するアドバンスド・デパートメントストアーズオブジャパンを吸収合併した。また同時に、ダイエーを引き受け先として増資を行い、十字屋から山形店の経営権を譲り受けた。 しかし2009年に、中合は会社全体の構造改革の一環として1店舗を閉店する方針を決定し、店舗老朽化による維持費用の増大を理由に会津店の閉店を発表、翌2010年(平成22年)2月28日に閉店した(詳細は中合会津店を参照)。 2010年7月1日には、ダイエー以外の株主が保有していた全株式を無償で取得した上で、取得株式の一部をダイエーに50億円で売却して債務超過を解消し、ダイエーの完全子会社となった。
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