ダイエーグループとの提携
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:26 UTC 版)
「マルエツ」の記事における「ダイエーグループとの提携」の解説
マルエツは首都圏における有力食品スーパーとなっていたことから、マルエツと提携することが大手スーパーの首都圏攻略のカギを握るとされていた。そうした中で、1980年(昭和55年)3月に西武ストアとの全面提携が報道された。 しかしその後、創業家の高橋家の中で意見の相違があったことを利用してダイエーが逆転し、翌1981年(昭和56年)2月4日にはダイエーグループの株式会社サンコーを吸収合併する契約に調印。同年7月31日にダイエーグループの「株式会社サンコー」を吸収合併したことで、マルエツはダイエーグループ入りした。 この合併時点で、1都3県をカバーする首都圏最大の145店舗を展開するスーパーマーケットチェーンとなると共に、本社を東京都新宿区へ移転した。合併発表直後の1981年(昭和56年)2月末時点で、マルエツの110店舗に対しサンコーは31店舗と大きく下回っており、マルエツの社名が引き続き使用されることになった。またダイエーのサンコーへの出資比率は約29%であったため、合併後のマルエツへのダイエーの出資比率も大きくなかった。 そのため、創業者の高橋一族による支配が続き、物流も従来からのマルエツのものを引き続き使用して、サンコー側の店舗と2本立てでの配送を続けた。 また、この合併と同年の1981年(昭和56年)には同業の「サンデーマート」を傘下に入れ、グループ化している。サンデーマートの店舗はのち2010年に「マルエツ」に店名統一された。
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